2009年12月29日火曜日



私達イセザキ書房は毎年お客様に喜んでいただく事をまず第一に考えてしっかりと商いをやっていく覚悟です。どうぞお引きたていただけますようにお願い致します。

お客様へ

一月一日(金) お休み
一月二日(土) お休み
一月三日(日) お休み
一月四日(月) 平常営業9:00~

となります。
オンラインショップも同様になります。
よろしくお願い致します。

新しい年もよろしくお願いいたします

佳き年をお迎え下さい

よろしくお願いいたします



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イセザキ書房
〒231-0055 神奈川県横浜市中区末吉町1-23
TEL: 045-261-3308 FAX: 045-261-3309
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2009年12月26日土曜日

みんな生きるために努力しよう

平成21年(2009年)も終りました。苦しい年の暮れだったけど生きて又、新しい年を迎えられる事を心から喜びたいと思います。下手な文章を一年間読み続けて頂いた読者の方へ心より感謝いたします。

時代はめぐる・・・という事を静かに考えさせられました。40才以下の方には実感が伴わないと思いますが私は55年間このささやかな本屋をやってきて幾度も時代の波にさらされました。時代の進化に従って商品の質や形式が変化するのは当然の事ですが景気がよくなると、人手不足という現象が起きてきます。

私がイセザキ書房を開店した昭和31年頃には伊勢佐木町の商店街でも従業員の休みは月に1回でした。それが普通でした。それを月に2回にするとみんなから羨ましがられた時代でした。私は自分が20才代の頃から大学生のアルバイトに協力をお願いしました。
ほどんど姉弟みたいな間柄で教えたり教えられたりしながらでした。
何年か経つと大学生のアルバイトだけでは用が足りず、もっと大人をお願いしたいと思い今で云うハローワークへ行き探しましたがなかなか思う人が見つかりません。そしてある時(毎日来なくてもよい1日おきでどうか)と申し込んでみましたら、そんな就業形式はないからダメだと云われました。
何年か経つと大学生の就職率が悪くなり今でいう就活に懸命になっても中々希望する所へ入れないという時期が続きました。
未だ求人誌なんてない時でしたから新聞広告の求人欄を利用するしかなかった時代でした。面接でよくよく話してみると(週3~4回にしていただけると有難い)というかなりレベルの高い女性に会って早速採用させていただきました。
毎日は来ないけどローテーションを組んでやってみると、これは大成功でした。今ならこんな事、当然という事ですが。当時(30年位前)としては画期的な事だったんです。
以来、様々な浮き沈みに応じてスタッフの補充と教育をやってきた訳です。
新しい事が次々と出てくる昨今、大学生と云わずとも20代の人達に教えられる事も多くなり、又反面昔から云う所の亀の甲より年の功という事も感じておりますが。そして昨年、今年と仕事を求めてもなかなか見つからず大変な時代という事になっておりますね。



でも私はこの状態がずーっと続くとは思っておりません。又必ず人手不足の時代は来ます。特に零細小売店は、そういう事をまともにかぶる業態ですから。
波とかぶり息が切れそうになっても私はどこかに何か必ず救いの道があると信じて探しています。

近頃、母子家庭が云々という言葉がマスコミに報道されていますが、考えてみれば私も母子家庭育ちです。私の父は12才・8才・5才・2才・0才の5人の子供と妻・老父母を残して昭和18年召集令として赤札1枚で連れていかれ最後はフィリピン、ルソン島でのたれ死にいたしました。白木の箱は返ってきたけど中には紙切れ一枚入っていただけでした。老父母と母と5人の子供がその箱を抱いて幾度泣いた事でしょう。下の方の弟達は父の声を聞いた事もなく抱かれた記憶も皆無です。

だからと云って国家に何も求める事は出来ません。私はそれよりも、こんな戦争を起したのは一体誰なのか、必ずその人に復讐してやると心に決めて育ちました。歴史の本を読んでみたけど60年近く経った今も私にはその結論が分かりません。大変難しいテーマだと思っています。

私は子供の時から何でも一生懸命努力する。これがすべてでした。
少々苦しくても悲しくても歯を食いしばって頑張ります。もうこの年令になってと人に云われそうですが、体の機能の動く所をフルに使って一生懸命努力するつもりです。
人間は磨へれば必ず上達します。ゆとり教育だとか人生に余裕を持って・・・とか云うのは私には当てはまらないんです。
一生懸命努力すれば、ほとんどの事は報われます。政治家の皆様も自分の事ばかり考えず更に国民は多種多様ですから一律に思わず何でも見てください。触ってみて下さい。

そして大切な事は、こんなに沢山出版されている本を読んで下さい。
本は総理大臣よりも小沢さんよりもエライと私は思っています。
二大政党制でいうなら二つの力を拮抗させるべきです。国民も甘えず国家政府も国民全体の幸に手を打って下さい。お願いします。
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今週のおすすめ本★

「米中同盟で使い捨てにされる日本」
著/青木直人
本体1600円+税
徳間書店

「日本の論点2010」
文藝春秋
本体2762円+税

「まんが日本昔はなし(CDつき)」
講談社
6500円+税
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2009年12月19日土曜日

本を読もう、そして自立しよう

読書の形態も色々変化しております。
戦中、戦後は本が少なかったので、みんな古本屋で本を借りたり友達同士貸し借りしながら一生懸命読みました。新聞一枚を一軒一軒次々と回しながら四軒で読んでいた事もありました。今はその新聞も読まない人が多く本を読むという事が普通の事ではなくなりつつあります。

・月に0冊 60%
・月に1冊 17%
・月に2冊 15%
・月に3冊 8%
★新聞情報による

以上のように本を読まなくても苦痛を感じない人間が増えてきました。

仮に、紙に印刷した本が少なくなってきて電子ブックが出てきたとしても文字は読まされます。日本の文字というのは本当に意味が深く、その内容によって様々な解釈が出来ますが、それを間違いなく読み取る技術は 本を読む 沢山読む ・・・ これ以外に学ぶ方法はありません。
食べ物は食べずに生きられません。本は読まなくても生きる事は出来ます。しかしその生き方です。

・いかにして自分の能力を伸ばし
・いかにして社会に貢献するか
・そして生きていてよかったと思うようにするにはどうするべきか

みんな本は教えてくれます。


又、自分の心の中の思いを人に伝える時100%通じさせるには、どの言葉をどのように使えば伝わるか・・・・。というような事も本をたくさん読んでいる人は適格な言葉をさっと口に出す事が出来ます。反対に相手が何を云わんとしているかを読み取るのも(言葉の広い沢山ある意味を脳の中に記憶させてあれば)理解の度は深まります。
人間が人間らしく生きるという事は他人のコミュニケーションがいかに充分であるかと云う事だと思います。云いたい事が胸にいっぱい詰っていても言葉に出来ない。そうするとイライラしてきて、とてつもない暴挙に出てしまうというような事で世の中に事件や犯罪が増えてきます。
人間社会を良くするも悪くするも言葉の使い方が大きなウェイトを占めています。

急に本を読めと云われても何を読めばいいんだろうと思うと思いますが、そこで私は人間は2~3才の頃から絵や文字になじむ事だと気がつきました。

私共イセザキ書房の紙芝居は読書へのスタートラインだと考えて一生懸命力を注いでいます。若い時に読んだ本は一生忘れません。10代、20代、30代は一番最高の時期です。そして盛りを過ぎて視力をはじめ体力に衰えが来た時にも読書になれている人は読書に救われます。孤独になる事はありません。老眼鏡をかけて現代の恋愛小説を読んで胸をときめかせて下さい。
本を読むという事は一生の幸せにつながります。そして元気が出ます。体力も良い影響を与えます。頭がぼけるような事も防げます。一生歓喜と、胸ドキドキ感を持っている事は人間最高の幸だと思います。ぜひ、ぜひ、老いも若きも赤ちゃんも、本は幸せのラッキーロードです。


私共もオンラインショップをオープンしたので遠くの方もお買い求め頂き易いと思います。横浜市内ならほどんど配達させて頂きます。
ホームページも読んで下さい。
老人介護施設の皆様、紙芝居はとても役立っています。
一声かけて下さい。

さて、来週は昭和の時代の事を書いてみたいと思います。
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今週お勧めの本☆












「大不況には本を読む」
著/橋本治
中子公新書ラクレ
740円+税














「男の老後」
著/米山公啓
集英社
1000円+税

















「竹内流の「書く、話す」知的アウトトップ術」
著/竹内薫
実務教育出版
1500円+税


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2009年12月13日日曜日

**オンラインショップ始めます**



**12月14日【月】よりイセザキ書房の
オンラインショップがスタートします。
**


イセザキ書房オンラインショップへ
今までのご注文メールよりも断然スムーズな方法でお買い物が可能になりました!
これを機にお客様のご注文、お子様へのクリスマスプレゼントやお誕生日にぜひ御利用下さい。

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ショッピングの仕方

(例)「紙芝居の舞台を1点注文したいです」

①オンラインショッピングのTOPへ
※お店からのお知らせもお読み下さいね。


②紙芝居舞台を探す
★おすすめ商品の所にありましたね。
(★おすすめ商品以外のものが欲しい場合は商品検索でチェックしてみて下さい)
見つけたら欲しい商品をクリックして下さい。

③クリックすると、この様な画像が出てきますので、欲しい台数を記入後、カートにいれるをクリック!(赤で囲まれた部分です)


カートに入りました!カートを確認してみましょう(赤で囲まれた部分をクリック!)
ちゃんとカートに入ったのを確認したらレジへをクリック(赤く囲まれた部分です)他にもお買い物したい物がある方は▲買い物を続けるを押して下さいね

④レジ(決済)画面が出てきます。
新規の方は上のボタンをユーザー登録を行った方は下へお進み下さい

⑤お名前・連絡先・支払い方法等をご記入下さい(赤※印は絶対ご記入下さい)

⑥入力を確認いたしましたら確認画面へ。
確認が終了したら、購入をクリック!
あとは、イセザキ書房からの確認メールを待つだけです!
お疲れ様でした!



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その他分からない事がございましたらお気軽にお問合せフォームや電話などでお問合せ下さいね。皆様からのご注文お待ちしております。

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2009年12月12日土曜日

子供達に紙芝居を







人間は本を多く読んでいる人が勝です。それには小さい2、3才の頃から物語になじませる事だと思います。私共イセザキ書房では本を読む人を育てる為に本屋をやっているといっても過言ではありません。

そのスタートはお母さんが可愛い我が子へ色々な物語、お話を聞かせる事から始めて下さい。一番優しいのは紙芝居です。昔物語・英雄物語・身の回りの話、いずれもお母さんの声で読んであげれば効果は抜群です。私共イセザキ書房では100種類以上の紙芝居を準備しております。

もし希望があれば、お好きな紙芝居を私がお子さんに演じてさしあげます。一対一でお話しましょう。それで、お気に召せば買ってください。お子様の喜んでいる顔を想像すると老いた私も若返るように嬉しい気持ちになります。御遠慮なく一対一の紙芝居演出をお申し込み下さい。勝手ながら前日に御知らせ頂ければ嬉しいです。

私も一生懸命、勉強してお子さんに喜んで頂けるよう努力を重ねてまいります。では、お申し込みをお待ちしております。





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2009年12月5日土曜日

不肖・宮嶋 死んでもカメラを離しません

不肖・宮嶋の「海上自衛隊ソマリア沖奮戦記」
飛鳥新書
定価(本体714円+税)


このタイトルの本を御存知ですか?(イセザキ書房には常備してあります)
今回の本は不肖・宮嶋「海上自衛隊ソマリア沖奮闘記」
「ソマリア沖の海賊退治」すなわち自衛隊上初の武器使用を前提とした任務についた宮嶋の体験記である。

派遣海賊対処水上部隊「さみだれ」「さざなみ」が出港する日、呉基地には最高指揮官すなわち麻生太郎首相、浜田防衛大臣が見送りに来た。過去の首相の見送りはイラク派遣の際、小泉首相が小牧や旭川に来ただけであったらしい。
我が日本国には石油を求めて南下して敗けた歴史がある。日本の発展に(世界第二位と云われたのも)石油が安定的に入ってくる事が第一である。それなくしては日本の今の生活レベルは保障できないと云っても言い過ぎではないと思う。しかもその9割以上をペルシャ湾、インド洋からマラッカ海峡というルートで入ってくる文字通り生命線だと著者も云っている。

そのソマリア沖、アデン湾で海賊が暴れまくっている。一昨年、昨年と日本の運用する船舶も襲われている。そういう危険水域を仕事とはいえ石油を運ぶために必死の運航している日本船舶の勇壮な状況をメディアはしっかり伝えてくれていないではないか。
日本人の生命や財産が危険にさらされている時に(政治家は安全な所で法律をグダグダ議論している場合か)と著者は思っている。
海賊退治に向かう海の益荒男達に最高指揮官(当時の麻生首相)は云った。「出港は見切り発車」

著者は記す
「国家予算は愚民の機嫌とりばかりに使われ防衛費」はどんどん削られようとしている。どや、ワシを従軍カメラマンに雇わんか、納税者が「もうちょっと自衛隊にゼニ付けたれや」と思うようなモンをパンパン撮り書いたるで」

この本は宮嶋流儀の言葉と文体で書かれている。しかし新政権が出来てから3ヶ月余りすぎようとしているが内部がテンデバラバラで総理もビシッと発言しないのでいつが来れば予算が成立するのやら。
蓮舫氏の如く鉄砲玉みたいに発言してもテレビをみている人もよく分からない。くたびれもうけだったと私は思う。尚、不思議なのは、すべての権限を持っている小沢一郎氏はなぜ総理大臣にならないのですか?ひとつひとつお伺いたてている時間が惜しいと思う。
そして最後に私は申し上げます。政治は国民をいかに守るか(国防)いかに幸にするか(教育)そして世界の各国といかに協調と勝利をとっていくか(外交)この三つが大切です。高校に行けなくても又、別の道を歩めばいいじゃありませんか。他を犠牲にしてまで出す程の価値が果たしてあるのでしょうか。

ダイヤモンド12/5号を読んで下さい。
本誌は経済だけの雑誌ではありません。庶民には届かない情報も加味されています。とにかく政治の皆様こそ、もっと本を読んで下さい。
今年のベストセラー10冊を言ってみてください。

週刊ダイヤモンド
株式会社ダイヤモンド社
2009・12/5号
定価690円

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2009年11月28日土曜日

政治を経済を国民のためにやって下さい

政権交替はしたけれど世の中はよくなっただろうか。
毎日毎日日本のどこかで無意味に人が殺され、自分の産んだ子供を殺して捨てるとか、恐しい事件がニュースに出て来る。
私にはよく分からないけど(仕分け作業)とか、これで少しでも国民は幸に近づくのだろうか。
総理大臣をはじめ各閣僚、他為政者は本当に国民の事をよく分かっているのだろうか。
例えば(母子家庭)という言葉がよく出て来て、国の補助を求めているが、私は私が子供だった頃、敗戦直後には大量の兵隊が戦死して多くの父のない子が出来た。
私の弟は父と別れたのは0才だったので、父の声も聞いた事もなく、勿論顔は写真で見るだけで父に抱かれたぬくもりなど知らずに60余年を生きて来た。そして立派に社会人として貢献している。
私の5人の兄弟はみんな母子家庭で育った事になる。

しかし今戦争でもないのにどうしてそんなに母子家庭がふえるのか、総理お分かりになりますか。
ほとんど離婚者です。簡単に結婚して一寸トラブルとすぐ離婚する。そして犠牲になるのは子供。時には邪魔になって殺してしまう。

日本人は敗戦の代償として民主主義というものを天からボタ餅の如く手にしたので、その意味も内容も分らず振りかざしている。
自由の裏に義務のある事をもっと知らなければなりません。国民総番号制とか声が出ておりますが、これがなかなか実現しなかったのは、大金持ちの方々の反対があったのではないですか。
それにこれを実現できたとしても、抜け道を考へる悪知恵者が沢山います。簡単じゃありませんよ。
色々な事件が次々起こりますが、その底を流れているものは何でしょうか。
女性専用車を作ったりするのは何が遠因だと思いますか。

私は若い時には分かりませんでした。
私が本屋を開業した、昭和31年には未だ公娼制度があり、歩いて20分位の場所にいわゆる遊郭があって、そこへ平凡や明星を届けに行きました。

   ある日玄関から入って行くと奥から中年のおばさんが
   出て来て、朝早くから女が表から入ってくるなって、もっての他
   とド鳴られ塩をふりまかれました。私23才の時でした。

それから私は遊郭という所がどんな所か調べました。そして半ば不思議な思いとなぜなんだろうという気持ちが混っていました。
後になって女の人に聞いた話ですが、
「私は5年の年期奉公で来たんだけど、横浜へ来てはじめてお米の御飯を食べました。美味しいですね、お米は。」
お米の御飯を食べずに何を食べていたのでしょう。
又ある男性から、
「○○さんの奥さんは遊郭あがりだけど、きれいだし人あしらいが上手で夫婦仲は円満だし、うらやましい位だよ。」と聞いた事がありました。

人間を物扱いにして人権蹂躙だと云う事で、昭和33年に売春防止法が成立しましたが、その主な立役者は、かの神近市子氏でした。あれほどの男まさりですばらしい女性でしたが、76才の今になって私は思います。神近市子もやっぱり女性だったんだなと。
今は公娼制度のあった時のような衛生検査もなければ、何でもありのやり放題になってしまっています。そして、それが男と女の事件を起し、社会を手におえない状態にしてしまっています。
今更公娼制度を復活させる事は出来ませんが、男も女も60年前に比べて(がまんする事)をしなくなっているのは現実です。世の中思い通りには動きません。

だからこそ為政者は国民の表ずらだけでなく、真の姿を見て下さい。


私はひとつ提案します。
選挙運動と云えば、よろしくよろしくと握手ぜめが普通ですが、有権者は候補者に対して質問状を出すようにするべきだと思います。

◎なぜ立候補したのか。
◎議員になったら何をどうするつもりか。
◎選挙民に対して何をサービスするのか。
◎貴方は政治家の中で誰を範としているか
                         etc.

これらにきちんと返事をだしてほしい。

もう一件 この候補者はダメという票を作って下さい。
そして、その差で当選者をきめましょう。

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2009年11月21日土曜日

古きよきものは新しさにまさる

私は海が好き。瀬戸内海の海辺で育ち、結婚してからも、いつも海がついてくれていた。昭和30年代の初め、横浜で書店を開業し又、海との関係は更に深まった。

何の目的も無く日本大通りを歩くのも好きだった。
横浜の中で一番好きな場所だった。

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ある時、ぐるぐる歩いていたら古い倉庫のようなボロボロの建物にたどり着き中に入ってみると何もない、うす暗くて気味の悪いような内部の一隅に人だかりがあったので足を向けてみると、このボロボロの建物の一隅に絵や写真を綺麗に飾ってある場所を見つけた。
人は2,3人居たけれど話も何もしておらず唯、絵や写真に見入っていた。よーく観察すると展覧会だった。こんな場所で入口にも何もPRらしきものもなく不思議な思いを抱きながら何枚か写真を撮った。

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網の目のように張られた天井、壁も柱もボロボロ。でも私はこの古い古い建物に表現し難い魅力を感じはじめた。気味悪いと思っていた所に魅入られてしまった。私は金ピカの新築よりどちらかと云えば古色蒼然とした建物にいつも魅かれる。

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話は一寸それるが日本郵船の昔のビルも私は大好きだった。新しく建てかえられ古いビルは明治村へ移された岩崎弥太郎が金を惜しまず建てたというビルは当時としては最新式だったろうと思うけど階段のとり方等にとても不合理な所もいっぱいあったけどその不合理さが私は好きだった。心が落ち着ける雰囲気を持っていた。
新しくなったビルは(と、云っても、もう20年位前?)ガラスの塔というような感じがして、とても美しいビルだけど、廊下を歩くと靴が見えなくなりそうなふんわりとした絨毯敷きで、とても明るくて気持ちいい建物になったけど、昔のビルが懐かしく思われてたまらない。

私はそれからこのオンボロのビルに何度か通ったというより魅きよせられたと云うべきだと思う。時々、若い音楽家グループの演奏会もあった。でもほとんどの人はこの存在は知らなかったと思う。

平成何年だったか、もう10年前位のような気がするが、ワールドビジネスサテライト(12チャンネル)を見ようとチャンネルを回すと私の魅かれてやまなかったそのビルの前で小谷キャスターが挨拶している。
私はビックリした。
あまりにもスカッとしたビルになっていた。
「本日は横浜赤レンガ倉庫から放送いたします」
と云ってるではないか。たしか市長も同席していたように記憶している。
ウワァーあんなに綺麗に生まれ変わったんだと思うと嬉しくて嬉しくて翌日、早速早朝に赤レンガ倉庫へ歩いていった。胸をはずませながら。
その時、あの赤レンガがピカピカに磨かれていたらどうしようと、それがとても心配だった。

着いた。私の家から走るようにして歩いて30分。。
私はジーッと眺めた。このビルの再生した人のコンセプトの素晴らしさに感心した。私の大好きなレンガは全く変化させず昔のままの赤レンガに残っている。嬉しかった。これでなくっちゃと私は飛び上がる程、嬉しかった。

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この明治時代のレンガ倉庫の良さを充分残してピカピカした所が何もなく、しっとりと、そしてすっきりと。もう一度云う、とてもとても嬉しかった。
私はそれから毎週日曜日早朝ウォーキングで赤レンガ倉庫前を通り海際のサクの前までいき誰もいない早朝の海に向って「好きです、好きです、貴方が一番好きです!」と大声で叫んでみる。(誰もいない時だけ)

海の色は1日として同じ日はない。
今日の海は私を笑顔で迎えたなー。
今日の海は大分、怒っているな、何か悪い事したかしら。
今日の海はそっけないな。好きな人にそっぽ向かれたようだ

色も同じ色ではない。黒ずんだ海、真っ青な海、白っぽい海、時に黄金の光を放っている海。
海は私の心の中を見透かしているかの如く、その日その日の私の心の中を写し出している。

今では有名になってしまっていて、色々な催しをやっている日が多く、大声で叫ぶ事がほとんどできなくなってしまった。人間の命には限界があるけれど建物は100年以上でも生きる事が出来るんだ。苦しい時心がくさりそうな時、私はこの赤レンガ倉庫前に行ってみる。
そしてこの景色と海風で心を洗う事を楽しみにしている。
横浜の誇りというよりも私の心のより所として書き残しておきたかった。

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今週のお勧め☆

「横浜赤レンガ倉庫物語」
神奈川新聞社
1575円
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