2013年9月21日土曜日

希望の持てる国にしたい

安倍総理は、先日のオリンピックの演説も
とても素晴らしかったし、
どんどん外国へも出られて
とても活発な活躍されて素敵だと思います。

これで政治も安定するのかと思うと嬉しいんですが
私は全体の流れを素人ながらに
政治の知識もないままに
私の心の奥底に何か一点黒々としたものが
残ります。

分かり易く云えば、
私は日本国を右翼化しようとされているような
気分が拭いきれません。
演出が上手いので、国家国民の事を考えて
一つ一つ手を打っているように
表面すごく きれいに見えるんですが、
新聞その他をずーっと読んでいると
国民の気持ちを操るのがとても上手い人だな
と思い始めました。

政治家として、身心共に健康で
国民としては喜ぶべき事なんですが
憲法改正をやりたいという意向。
私も直さねばならない所もあろうと思います。
日本の立位置がだんだん変化してきて
もう60年も経っているのですから。

でも私は、心に引っかっかるものを感じます。
現在60才以下の方は
戦争の悲劇を身を持って知りません。
しかし、その60年間とても大事な時期ですが
日本の近代史の中で昭和の前半(敗戦まで)を
書いた本は2・3年まで1冊もありませんでした。

最近、ぽつぽつ出て来始めましたが、
当事者ではなく、年寄りの人間から聞いた話、
戦争で肉親を失った者の話を
筆の立つ人が書いた本です。

私は、昭和8年生まれ。
日支事変のもう始まっていた中で生まれ、
学校生活はとても変化に次ぐ変化の中で育ち、
敗戦後は日本は復興するという一心で
心身共に一生懸命になりました。
みんな、みんなそうだったのです。

私の亡き夫の一番上の兄が
先日95才で亡くなりましたが
軍隊から帰ってくるや否や
早速家業を素にして先へ先へと事業をのばし
香川県一の出世頭だったと私は思っています。

しかし、そういう人は義兄一人じゃありません。
ほとんどの心ある人は事業なり何なりと
必死で働いてきました。
そして、ジャパン イズ ナンバーワン 
と云われる時代を築きました。

私もささやかな商売をそんな中で始めました。
それからの30年間は、とても苦しいけれど
希望を持って生きる事ができました。
しかし、現状は政治家ばかりが動き回り
国民は夫々一生懸命に
生きる事を考えている人は減り
日本国は心の中が乱れています。

消費税にしても
初めから総理の心の中にはあったものを
急に出さずにあれやこれや会議をして演出して
決めざるを得ない方向に向けたんです。
税率が動くと(特に零細小売店)困ります。
とても手間ががかかります。
そして、売上が落ちます。
そういう現場の人間の意見など全く無視して
決めるおつもりだと思います。

ならば議員を減らすとか
参議院はねじれで困るのなら半分位にする。
そういう人達にも犠牲を払っていただきたいです。

法人税を下げてくれても赤字の零細企業には
嬉しくありません。
給料を上げろとは云われなくても
収益が出ていれば上げます。
収益が出なくて出せないんです。
零細企業は潰れてよろしいと考えていらっしゃると
思いますが、その数は多いです。

オリンピックが来ても7年後では
私は見られるかどうか分かりませんが
戦後すぐの日本でのオリンピックの時と
国民の意識はもう全く違っています。
国民が心から希望を抱き
必死で頑張るような
そんな日本になって欲しいです。





















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