








春うらら桜吹雪をうけながら
どこまでもどこまでも 肩を並べて歩いて行った
このまま永久(とわ)に続いていたらこの道が
私はどんなに 幸せだろう


















夏空に日傘かざして肩並べ
やまあいの小さな旅館にたどりつく
谷のせせらぎ聞きながら涼しい風に並んで吹かれ
時間よ止まれと 私は 祈った


















秋空の銀杏並木の黄金のじゅうたん一人でふみしめる
三角の葉一枚一枚拾いつつ
夏の思い出かぞえつつしっかりしっかり
私の胸にきれいにたたんだ


















木枯らしすさぶ海岸で
貴方がいちばん好きでした
大きな声で呼んでみた こだまばかりがかえってきたが
とわにきえない私の思い出









佐藤智子