2012年3月31日土曜日

平成生まれよ、がんばろう!

世の中は大きく変化した。
平成生まれの人間が、社会人として一歩を歩み始めた。
昭和人にとっては、目を見張るような変化である。
兵役の義務という言葉を知っているだろうか。
満17歳になると、徴兵検査を受け(甲・乙・丙)と分類され、
兵役として軍事教育を受ける。

私は、子供だったので実感としては感じていない。
でも、父親が時々、軍事教育にかり出されていた事は
うすうす覚えている。
甲、乙ではなかった事を覚えている。

この兵役義務で、若者が心身共に鍛えられた事は事実である。
そして、かなり苦しい時間であった事も想像できる。
しかも、よく聞いた言葉に ”兵役をやってくると人間ができる” と
しばしば耳にした。
”女にはお産の苦しみ、男は兵役の苦しみ” と
祖母から聞いた事があった。

戦後、軍隊がなくなったのだから、勿論兵役なんてありはしない。でも
私は、選挙権を得る前に、男も女も何かの教育(心身共に)を
すべきだと、ずーっと前から考えていた。男も女も。
私が、そういう塾というか、機関を作りたいとも考えている。

家庭教育が出来ている家も少なくなった。
企業に入って教育される人は、未だましだけれど、
苦しければ止めてしまう。
安定志向より安全志向が多かった。
そして、諦めやすい。

しかし、成長意欲を覚醒させるところが増えて来た。
社名や規模より「何が出来るか」を求める若者が出て来た。
ネットだけでは胸をはれない、現実の世界に何かを残したい、
世の中の役に立ちたい・・・という人が増えて来た。
そして、使命感と突破力を目指す世界を求める人が出始めた。
かつ、舞台は世界。そういう人材を育てる学校のような
企業も生まれて来た。
  
** 平成時代を活用する5カ条 **

 1、 負荷をかける。

 2、 成功体験を感じさせる。

 3、 どんなスキルが身につくかを前面に打ち出す。

 4、画一的なキャリアプラットホームは壊す。

 5、社外活動に理解を示す。

以上、『日経ビジネス』2012年4月2日号より

こうして、平成人に育ってもらう事が、日本にとって
一番大事な事だと思う。
消費税アップの為に必死になっている総理にも
もう一度冷静になってほしい。
消費税で取るより、経済の活性化に舵を切り、
実質上の政府の税金を多くする方法を考えて欲しい。
財務省にそんなに気を使うのは、国民の一人として
誠に滑稽に見えてしまう。



   ★ ☆ ★  読書会のおしらせ  ★ ☆ ★

    日時 ; 5月9日(水) 午後6:30~8:30
 
    場所 ; 喫茶店よんちょうめ
         (伊勢佐木町4丁目角の2階にあります)

    テーマ ; 詩

    詳しくは来週おしらせ致しますので
    お楽しみに!
         


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2012年3月22日木曜日

『増税のウソ』を読んで下さい

野田総理になってから、何を国民の為にしてくれたでしょう。
唯々、”復興のため” ”将来世代にツケを回さないため”
繰り返し主張し、消費税率を上げる事に必死になっているばかり。

現時点で、増税するとデフレがますます深刻化して、
供給能力が失われ、売上が下がって、
零細店から中小店にまで、その影響は及び、
結果的に、国の税収は減ると思う。

財政破綻の意味を誤解させられている。
私もこの本を読むまでは、直接自分に関係する事のみを
考えていた。
しかし、消費税の増税には、下記のような問題点が
ある事を知った。

各章の見出しだけを書き記しておく。

 第1章  増税が ”世紀の愚策” であるこれだけの理由

 第2章  誰が日本の 「財政破綻」 を喧伝しているのか

 第3章  増税と緊縮財政で恐慌に突入した欧州の惨状

 第4章  大マスコミと財政官僚の ”言い分” の裏にある思惑

 第5章  デフレの放置こそ国民生活を苦しめ続ける元凶

 第6章  今こそ日本政府が行うべき成長のための施策

 第7章  日本復活へのカギを握る 「新世代の公共投資論」

タイトルを書き出しました。
夫々詳しく分かり易く書かれております。
経済学を勉強していない普通の国民にもよく理解できます。
そして、いかに財務省本位の政策になっているか
よく分かります。今消費税が上がったら、私達はそして
日本国家は地獄行きになることがよくわかります。

1冊、¥762+税 です。読んで下さい。ぜひ、ぜひ、ぜひ。




三橋貴明 『増税のウソ』 青春出版社


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2012年3月17日土曜日

振れ合う袖

今朝のテレビで、引き取り手のない預金が
各銀行に何億単位でたまっているとか。
中には、亡くなっていない人もいるかも分からないと思う。
日本も、昔のように長男が家業を継ぎ、嫁をとり、
大家族主義中心であった頃は、
こんな事もあまり起きなかっただろうが。

しかし、現代は生まれた所で、一生を過ごす人は
何割いるのだろうか。
私は、5人の妹弟(兄弟)だけど、生まれた土地に
住みついているのは、一人。
他の四人は、熊本、香川高松、横浜、ニューヨークというよう
になっている。日本国内ばかりでなく、私のいとこ達は、
何人も外国へ渡ってしまっている。

学生時代に使っていた銀行とは、縁が無くなり、
金額が多ければよいが、いささかの金額では
手続きの手間がうんとかかるらしいので、
一寸大変なんだろうと思う。勿体なーい。

グローバル化になった世の中には、私など知らなかった
こんな事が、他にも沢山あるだろうと思う。
私は、書店という小さな店の中で、50年余
ひたすら本を観て生きて来ただけ。
知らない事が、いっぱいある。

去年の2月頃に、毎日のように通った銀行で
ある日、銀行のフロアーマネージャーのような人から
「佐藤さん、僕、3月で定年退職です。長い間、有難うございました。」
という挨拶を受けた。この方は、随分しっかりした男性で、
背も高くなかなか切れそうな人だったので、
私は、分からない事があると、先ずこの人に聞くことにしていた。
私の質問に答えられない事が無かった。
そして、より詳しくは「誰々に聞いて下さい。」と紹介してくれる。
本当に頼りになる人だったので、
私は、「あぁもったいない、こんなに仕事の出来る人でも
定年になればいなくなるのか。」と随分がっかりした。
私は翌日、お世話になったお礼の手紙を書いて持参して渡した。

3ヶ月位経った頃、「ユニホームを返しにきたんですよ。」と云って、
お菓子を持って訪ねて頂いた。そんなに近くもないにわざわざ。
「又こちらへいらしたら寄って下さいね。」と云ったら、
「もうこの辺には来る事は先ずないですね。いい職場でした。」
という返事を聞かされ、私は随分悲しかった。
もう、10年以上いたように思う。
しかし、何の関係もない人に、いくら素敵な人でも
もう再び会う事はないだろう。残念だなぁーとつくづく思った。

こういう事は、人生の中で沢山ある。
有名な人は別として、普通の人は、会っては別れ、会っては別れを
繰り返して生きているのだ。

縁あって一緒に仕事をするようになった人などは、
血肉を分けた親子兄弟よりも、密度の濃い人間関係にもなる。
人は人に助けられ、人は人を助けつつ、
人生という時間を何も事無く生きる事が一番の幸せかな
と思う年齢に到達したのかなー。
もっともっと振れ合う袖を求めて歩みたーい。


今回は、一寸変わった本を紹介いたしましょう。








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2012年3月10日土曜日

日本の歴史を新しい方から遡って読もう

現在、60歳前半より若い人たちは、太平洋戦争も戦後の姿も
ほとんど知らないと思う。
また、昭和の10年前後以降に生まれた人は、
日本の歴史の中で、最重要である大正・昭和時代を
学校でほとんど学んでいない。
歴史の教科書に書かれていなかったのだ。

ある高名な政治家の一人が、
「日本の歴史は明治までで終わりだった。」と云っているのを聞いて、
私は、” へぇー、東大を出た人でもそうだったんだ ”と、
本当に意外であった。

太平洋戦争が、日本近代史の中に占める位置は大きい。
本来なら、明日3月11日は、東日本大震災の日であるので、
そこに力点をおくべきかも分からないが、
私は、あえてこれは他に譲る事にする。

昭和16年12月8日、真珠湾攻撃というスタートで
太平洋戦争は始まった。
そして、昭和20年8月15日に、ポツダム宣言を受諾するまでの
約4年間の時代は、日本に未だかつてない苦しい、痛い経験を
した時代だった。

私にとっては、歴史ではなく、子供の時代のすべてであるばかりか、
父が召集兵として、昭和18年に召集を受け、
20年6月比島ルソン島で野垂れ死にし、私の一家の行く末、
私の人生計画は、滅茶苦茶になってしまったという因果があるので
歴史の一部などではない。

しかし、私も78歳、時間もだんだん減ってゆく。
これは、公の昭和時代の歴史として、克明に残しておかねばならない
事実だと思う。

たまたま、幻冬舎から出た、渡辺淳一氏の『瓦礫の中の幸福論』
読んでみると、著者と私は全く同世代。



唯、渡辺氏は北海道、私は四国と神奈川県にまたがっているものの、
その時の日本の様子は、全く同じであったんだと思いつつ読んだ。

そして、これから日本は世界ナンバー1という、
日の昇る国に成長したのである。
もうこの辺の事は、1世紀近くなる訳だから、是非、教科書にも
載せて、日本の歩みを後世の人間にも充分に知ってもらわねば
ならないと思う。

日本の歴史は、本は沢山出ているが、
先ず、若い時代から昔へ遡って読んで行く方法を、私はおすすめしたい。

当店では、1番新しく読みやすい
  小学館 『日本の歴史』 全16巻 を取り揃えております。









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2012年3月1日木曜日

言葉がほしい


気が付かないけど

 考えないけど

 一瞬一瞬 時は静かに流れて行く

 人間は 時と共に歩み

 時間は 気付かぬうちに

 すーい すーいと音も立てずに去りゆくばかり

 止められないこの時の流れ

 100年という長い時を生き抜いた

 私の母に感謝する言葉がほしい


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