2009年6月27日土曜日

折り紙を折ってみませんか

折り紙、折れますか?折ったことありますか?
鶴は折れますか?カブトは折れますか?
戦中、戦後暫くは、おもちゃも絵本も今のように多くはなかったので子供達は母や、妹、それから友達に教えてもらいながら折り紙遊びを楽しみました。

あやとりという遊びは知っていますか?

「かならずできるあやとり」
尾原昭夫/監修

出版社名 ひかりのくに
出版年月 2001年4月
税込価格 1,239円


ヒモ一本あれば両手を使ってどんどん異なった形が作れる一人遊び。考えながら楽しみながら、形がどんどん変化してゆく。難しい形ができると「見てよ、見てよ」と得意がって見せ合いました。
これは一種の頭の体操(当時はそんな言葉なかったけど)だったんですね。

今はおもちゃがありすぎて選ぶのに苦労する時代ですが道具を使わなくても楽しい遊び方のある事をお母さんにも知ってほしいと思います。
私も子育て時代に子供にせがまれると、ついつい買い与えて、おもちゃを押入れいっぱいになってしまい夫から「これはよくないぞ、これからおもちゃを買うのは誕生日とクリスマスの時だけにしよう」と決めた事がありました。
その代わりに本はどんどん与えました。今度は本がいっぱいの本棚が増えていきました。中学生の頃だったか、歴史上の人物について質問を受け私がきちんと答えられなくて夫と息子に笑われた日の事も今から思うととても懐かしい思い出になりました。

折り紙とか、あやとりはお年を召された方々にも喜ばれます。千羽鶴など折っておじいさん、おばあさんの部屋に飾ってあげてください。喜んで頂けると思います。
折り紙の本は色々ありますが外国の方へのプレゼントには最適です。
そこで、イセザキ書房では「英文の折り紙」の本を準備いたしました。
近々のうちにホームページの中へ掲載いたしますのでお土産等にぜひさし上げてください。
日本人は手先の仕事が得意ですからPRにもなると思います。



「つくろう、かざろうきせつのおりがみ」
小林一夫/監修

出版社名 ひかりのくに
出版年月 2000年11月
税込価格 924円



「親子でつくろう!遊べるおりがみ」
山梨明子/監修

出版社名 成美堂出版
出版年月 2001年12月
税込価格 1,050円



「あそぼう!男の子のおりがみ」 
山口真/著

出版社名 西東社
出版年月 2008年3月
税込価格 798円


地球時代の今、外国人の方々とのお付き合いも増えてゆくと思います。そんな時イセザキ書房のホームページを開いて参考にして下さい。


※クリックで画像拡大

手すき千代紙(税込¥735)




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イセザキ書房
〒231-0055 神奈川県横浜市中区末吉町1-23
TEL: 045-261-3308 FAX: 045-261-3309
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2009年6月20日土曜日

海賊対処法が6月19日に成立した

私は敗戦後の物の無かった時代を子供心に知っているので100年に一度の不景気を云われても食べ物があるだけまだましだと思っている。
しかし日本は資源の少ない島国なので海運に頼らなければとても現状のような平穏な暮らしは不可能である。デパートにもスーパー、コンビニにも又、街の商店にも物があふれているこの景色を見ていると、これが普通だと、ほとんどの人は思っているようだ。生まれた時からこういう中で育ってきた人達がそう思っているのは当然かも分からない。

しかし、もし海運業に何か事が起こって資材製品、そして食料品の輸入が止まったらどういう事になるか考えてみたことありますか。
そういう私だって本質的な事については無知に近い人間です。細かな数字等は分かりません。ただ、私の店(イセザキ書房)は50年前から世界中の大きな港に行来する船に”本”を納入してきたので常に世界地図を見ながら商売をやってきました。ニューヨーク向けの船に大きな本を一冊入れ忘れた為、息子のアメリカ旅行の際に大手船会社のニューヨーク支店まで届けた事もありました。そんな関係で世界中の港の大体の位置は頭に入っております。
日本の代表的な港の 横浜 神戸 というところが世界中の総体的な地位が落ちてきている事も胸の痛いところです。東南アジアはシンガポール、香港には負けています。

それはともかくとしてソマリア沖で海賊が続発し被害が出ている現状で日本の丸腰の商船は危くて航海できなくなっています。そうでなくてもシンガポールを出港してマラッカ海峡に入る時はキャプテンはかなり緊張するらしくメールの中によく「これからマラッカ海峡に入りますので気持ちが引き締まってまいりました」とか「マラッカ海峡をやっと無事抜けられほっとした所です」という文章を送って頂きます。
しかしこれは自然環境の問題だけです。
今回のソマリア沖の問題は極端にいえばいつ銃撃を受け人質にされるか分からないという命をはっての航海です。海賊はロケットランチャーなどで重装備している。



みんな仕事は命がけで働いていると思いますが船の乗組員の場合は頼るは船と本社との無線連絡だけです。これを放っぽり出しておくという事は政府としては責任があると思います。
私は肉親は乗船しておりませんが私の大事な読者という身内の身が案じられてなりませんでした。
地図を観て下さい。ソマリア沖から紅海に入らねば南アフリカ共和国(来年のサッカーワールドカップ主催国)の喜望峰をまわってたら2000万~3000万円の追加費用を要するとの事。
アデン湾を通過する日本関係船は年間2000隻。貿易総額は14兆円。
一日も早く自衛隊の護衛を必要としているのです。

重ねて書きます。
今、私達のとにかく平和で好きなように生きられるのはこういう船舶にたずさわる人々の努力によって支えられているという事を忘れないで下さい。
更に加筆すれば船の乗組員の方々は読書家です。いつもよく読んでおられます。
恩恵を受けている私達もせめて世界地図を読んで下さい。そして世界の動きの生の姿をしっかり頭に入れようではありませんか。


※地図参照
「’09 今がわかる時代がわかる 
世界地図」
SEIBIDO MOOK
正井 泰夫 監修
出版社名 成美堂出版
税込価格 1,680円






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2009年6月13日土曜日

世の中の進化は人間を幸にするのだろうか

宮本常一という方をご存知でしょうか?
(1907年山口県大島郡家室西方村に生る)
(1981年(昭和56年)74才で没す)
宮本常一が撮った昭和の情景(上)
宮本常一が撮った昭和の情景(下)
¥2800+税
毎日新聞社

 


画像もこちらの本からお借りしました。

宮本常一は日本の主に辺境の地の写真を10万枚以上撮った人である。
上巻は昭和30年以降の写真が主なので30年代の人々がどんな生活をしていたか、どんな環境の中で生きていたかという事が実感として伝わってくる。
下巻になると昭和40年代、50年代に移っている。



私は昭和31年に書店を開き以後、時代に翻弄されながら生きて来たので、この写真を一枚一枚めくってゆくと歴史の本を読むよりもずーっと日本の庶民の歴史が理解できる。
表面に出てくる日本の歴史は政治中心。そして大企業中心の経済が主役である。
しかし、宮本常一の撮った昭和の情景は東京、表参道や赤坂でも庶民が中心の写真ばかりである。そして底辺でしっかりと日本を支えているのは内閣でもなければ有名企業でもなく、この写真に出てくるような名も無い庶民であるという事がしっかり伝わってくる本である。
宮本常一の著書に「忘れられた日本人」とういう有名な本があるが、彼はやはり昭和を代表とする旅人だったと今、思っている。
又、彼の父も偉大である。
学校を出ている訳でもないが人が生きるという事はどういう事かという事を息子にしっかり教えている



①汽車へ乗ったら窓からよく見よ。田や畑に何が植えられているか、育ちがよいか悪いか村の家の大きいか小さいか、屋根瓦か草葺か、そういうこともよく見る事だ。駅へついたら人の乗りおりに注意せよ、そしてどういう服装をしているか気をつけよ。また駅の荷置場にどういう荷がおかれているかよく見よ。そういう事でその土地が富んでいるか貧しいか、よく働いているかそうでないところかよく分かる。

②新しくたずねていった所は必ず高い所へ上って目立つものを見よ。目を引いたものがあったら必ず行ってみよ。


③金があったら、その土地の名物や料理は食べておけ。


④時間がある限り歩け

⑤金というものは儲けるのはそんな難しくない。しかし使うのは難しい。それだけは忘れぬように。

⑥私はお前になにもしてやれない。だからお前には何も注文しない。好きなようにやってくれ。しかし身体だけは気をつけろよ。30才すぎたら親のあることを思い出せ。

⑦困ったり病気になったら、故郷へ帰って来い。親はいつでも待っている。

⑧これから先は子が親に親孝行する時代ではない。親が子に孝行する時代だ。そうしないと世の中はよくならぬ。


⑨自分でよいと思った事はやってみよ。それで失敗したからといって親は責めはしない。

⑩人の見のこしたものを見るようにせよ。その中にいつも大事なものがあるはずだ。あせる事はない。自分の選んだ道をしっかり歩いていくことだ。


宮本常一のまなざしより本文抜粋
¥3150
佐野真一/著


小学校も出ていない、ごく普通の人がこれだけの事を子供に伝えたというのはすごい事だと思う。
でも、少し前までは極く普通の人の中にこういうタイプの日本人は沢山ではないが居た事は私も知っている。

大体1980年頃までの写真だけど私は皆にこの写真集を見て頂きたい。
特に高級官僚と政治家に手にしてほしいと切望する。
この写真の中に出てくる笑顔を知ってほしい。
この写真の裏にひそんでいる庶民の苦渋の心中を分かってほしい。
悲しい事だけど私は今の政治家を全面的に信用する事が出来ない人間の一人である。
どんどん金を使って足りなくなったら色々な理由を作って消費税を上げればよいと考えているように思えて仕方がない。


消費税が5%から12%になったらどういう事になるか、総理以下の偉い方々は分かってらっしゃるのだろうか。この上下巻2冊の写真集をぜひ買って読んで下さい、観て下さい。
日本を支えているのは誰かと云う事がよく分かると思います。



世の中がどんなに便利になってもそれと人間の生きてゆく幸福とは比例しないと思う。
もっと人間の生きるという事の原点に立ちかえり上も下も誠実に生きてゆこうではありませんか。






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2009年6月6日土曜日

大型紙芝居のご案内

日本の昔からの文化、紙芝居は戦後暫くお休みしていました。
映画、そしてテレビに押されておりましたのね。
でもここ最近、紙芝居のよさが見直されてあちこちでその価値を再認識されてまいりました。
母と子で絵本を読む、おばあさんから昔のお話を寝る前に床の中で聞くというような事に相通ずる、人間味あふるる読書と申しますか、お芝居を観ると云うべきか人の血の通った暖かさがあるところが魅力ですね。私共イセザキ書房では紙芝居から絵本へ、そして児童書へ・・・・とつながってゆき本好き人間が一人でも多くなる事を願っております。
紙芝居在庫はしっかり揃っております。
在庫一覧表はホームページの紙芝居の中へ入っております。

紙芝居といえばすぐに子供さんと思い出しますが今は子供さんばかりではなく、お年を重ねて来られた方々も昔懐かしさで喜んで観ていただいております。

又、企業教育とかこの頃多い事故(広い意味)に会った時の予行練習の教材にも使われております。この手造りのお芝居の良さはまだまだ多方面で利用出来ると思います。
イセザキ書房では通常の紙芝居より一まわり大きい舞台と紙芝居も準備いたしました。
広い講堂とかお寺等で大勢の人に観ていただくには大きいサイズが重宝かられております。
普通サイズに比べればまだまだ数は少ないですが一通りご案内いたしましょう。

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※大型紙芝居舞台画像クリックで拡大
大型紙芝居シリーズ
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※大型紙芝居舞台画像クリックで拡大


「あひるのおうさま」
定価8400円(本体8000+税)
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※大型紙芝居舞台画像クリックで拡大


「くれよんさんのけんか」
定価8400円(本体8000+税)
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※大型紙芝居舞台画像クリックで拡大



「たべられたやまんば」
定価9975円(本体9500円+税)
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※大型紙芝居舞台画像クリックで拡大


「おとうさん」
定価8400円(本体8000+税)
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※大型紙芝居舞台画像クリックで拡大


「おおきくおおきくおおきくなあれ」
定価6300円(本体6000円+税)
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※大型紙芝居舞台画像クリックで拡大


「みんなでぽん!」
定価6300円(本体6000円+税)
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※大型紙芝居舞台画像クリックで拡大


「おだんごころころ」
定価8400円(本体8000+税)
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※大型紙芝居舞台画像クリックで拡大


「こねこのしろちゃん」
定価8400円(本体8000+税)
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※大型紙芝居舞台画像クリックで拡大


「なんにもせんにん」
定価8400円(本体8000+税)
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紙芝居は観るばかりでなく演ずる喜びも大きいのです。
同じ紙芝居でも演じて手によって随分異ります。
演ずる練習も楽しいのでぜひやってみて下さい。
大きな声を出す事は体にもよい事です。
又、人間以外の物になって話すのも面白いですよ。
さあ、紙芝居を演じて観せて人の心と心のふれあいに人間の幸を勝ちとって下さい。

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イセザキ書房
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