2010年12月28日火曜日

新年おめでとうございます




可愛いウサギの年になりました。
優しく接してまいりましょう。
昨年は一口で云えば犯罪ばかり多くて何も一歩も前進しなかった年でした。
民主党が選挙で勝った時、菅さんが「僕の目の黒いうちに、こんな事が起きるとは思わなかった。本当に嬉しい」とテレビで云った言葉を聞いた。
普通の人が総理大臣になるのだから普通の庶民の事がよく分かっていてうまくい行くだろうと私も変化を喜んだ。

しかしいざ、総理になってみると私の願望は見事にはずれ一年間余何も前進せずにトラの年は行ってしまった。
私は前々から考えていました。
国会議員(衆参共に)の数を半分にする。
そして一人当たりの給料は三割位カットする。
どんなに立派な素晴らしい人間でもパーフェクトの人は先ずいません。 物事を成す時にその道のエキスパートを集め英知を練る事が必要だと思います。 国会議員だけで知恵をしぼっても出て来ないものは出きません。

先ず国会議員は、今は年令さへ達していれば誰でも本当に誰でも立候補出来ますが、私は試験をして個性を調べて合格した人でなければ立候補出来ないようにしてほしい。
難しいテストではなくて人間として最低この位の知識と教養は持っていてほしいという程度のもので良いと思います。
今は数こそ命みたいに誰でも一寸スピーチがやれて姿が奇麗であればお金はボスが集めてくれるという形らしいけど、こんな内容の有るかないかわからないそこらの人間を国会議員に無理矢理しても、それでは国民が可哀そうです。

明治天皇がえらかった。
誰それが素晴らしかったと云ってもその本人一人だけの力ではありません。
その人を中心にして夫々の専門家を、その都度集めて研究して考慮に考慮を重ねて初めて事は成りたちます。
どんな立派な会社でも社長一人の力と知恵で良くなっているのではありません。 第三者の声、その他の人達の意見を集約して初めて素晴らしい事が出来るのです。
この事なら誰に頼るべきか、誰の知恵を借りるべきかという事をいつも考えてなくてはなりません。
それは国会議員でなくてもよい、国会議員でない方がよい。
普通の人にその事に関してのみ協力を得ればならないと思います。

資金がないなら自腹を切るべきです。
それすら、まとめられないような力量では総理大臣の資格などもっての他。

更に加えれば人間は大事を成す時、生命をかけて望むべきです。 石になど齧りついても事は成りません。 生命をかけて生きるという事は大成へのひとつの道だと私は思っています。 あたり前の事をあたり前に楽々とやってゆけるほど人生とは単純・簡単ではありません。 小さな小さな吹けば飛ぶような私の店でも私は一人になってからずーっと生命をかけて生きてきました。そしてこれからも。

さあ、新しい年、今年こそしくじらないように、皆で幸に向かって歩もうではありませんか!!

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お知らせ



私達イセザキ書房は毎年お客様に喜んでいただく事をまず第一に考えてしっかりと商いをやっていく覚悟です。どうぞお引きたていただけますようにお願い致します。

お客様へ

十二月三十日(木) 平常営業9:00~
十二月三十一日(金) 平常営業9:00~
一月一日(土) お休み

一月二日(日) お休み
一月三日(月) お休み
一月四日(火) 平常営業9:00~

となります。
オンラインショップも同様になります。
よろしくお願い致します。

新しい年もよろしくお願いいたします

佳き年をお迎え下さい

よろしくお願いいたします





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2010年12月25日土曜日

ちょっとした贈り物に利用して下さい

クリスチャンではないけれど、クリスマスも、もう終わりました。
正月のお歳暮のやりとりもほぼ完了。
後は年賀状という仕事が残っている。
パソコンで表も裏も印刷してしまう方法なら、さほどの労力は要らないが私は宛名はすべて自分の筆で書き本文は筆で書いて、それを原稿にして印刷する事にしているので一仕事残っています。

さて、皆様「盆暮れ」と限らず人様へ贈り物をするという事は日常茶飯事にある事です。
でも今は世界中の物がいとも簡単に手に入る時代なので、贈り物も品選びに苦労する。
極く実用的な物でもつまらないし、珍しい物を探しても私の力では探し切れません。
物のあふれる時代ですもの。
私の店、イセザキ書房は基本は書店です。
書店は人の出入りも多いし又、外国航路に乗船されている乗組員からも景品の注文を頂きますので、出来るだけ目を光らせて貰って嬉しいもの・珍しい物を色々な資料や現実のお店で常に探しています。

未だ、事半ばですが、少しづづ種類も量もふえて行っております。
この度、当方の本の取次(商社)で「 Mo-ratte 」というギフトシステムを開発致しました。

KIWI(2625円)
LEMON(2100円)

PEACH(3150円)

と3コースありますが、これを差し上げてその冊子の中から好きな物を選べる仕組みです。
私が説明するまでもなく皆様も何度か利用された事があるプレゼントシステムです。
内容もどんどん進化してゆくと思いますので、是非ご利用下さい。
又、図書カードも贈り物としては素敵だと思います。
何かの折に是非ご利用下さいませ。

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昨日のニュースで送料とか配達料を取らない商法の事について、チラリと耳に致しました。
物を送れば送料がかかります。
この送料は当然クロネコヤマトとか佐川急便が商売としてやっている事ですから、タダで配達する事は不可能です。
とすれば、その送料分は販売店の利益から出すしかありません。
利益から出すと云う事は物品の質を下げるか、物品の卸値を下げるか・・・という事になります。

販売店の利益を押えるという事は先ずやってもほんの微々たる金額にしかならないと思うし、もしうんと値引き出来るようなら従来の利幅が大きかったのだろうと思います。あるいは子会社を泣かせる方法。

私はカードで物を買うのは便利でとてもいいと思うけど、いずれもその作業がタダで出来る訳がありませんので、どこかで4~5%の手数料をとっています。当然ですね。

ローンで物を買っても同じです。
社会が複雑になって来ているので物の買い方も色々あります。
昔は半分位支払った所で物が届き後は唯、お金を支払うだけという方式が戦後暫くありました。
ほしい物はいっぱい、でもお金がない。
ローンで買おうか・・・・それも1つの方法ですね。
でもローンには金利がつく。
更にこれから先、収入が保障されていればよいが今の世の中いつどうなるか分かりません。
と色々考えると私達お金の無い庶民は使える金額の中で生活費をまかなうのが一番、につながると思います。

何をやっても必ず手数料というものが入ってる事を忘れない事ですね。 例えばラーメン一杯だって配達料はとってしかるべき。 取らないなら内容が少々減ってもそれは当然です。
物流費は頭の中に入れておきましょう。
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○今週のおすすめ○













「ゆきだるま」
レイモンド・ブリっグス
評論社
1365円
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「昭和の家事」
小泉和子
河出書房新社
1680円
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「江戸の暮らし」
双葉社
1680円
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「武士の家計簿」
磯田道史
新潮新書
714円
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「野生のミニ図鑑」
2480円+税
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「虫のミニ図鑑」
2480円+税

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2010年12月18日土曜日

菅総理大臣様へ

私はささやかな本屋を営んでいる者の一人でございます。
零細企業の痛さを毎日毎日体いっぱいに感じながら、それでも一人でも多くの人に本を読んでもらいたい、一冊でも多くの本を読んでほしいと、そればかり考えて生きております。本は私の  です。
カラ雑巾をしぼるような一日一日を生きてまいりました。
日本人の私達が日本人として誇りを抱き幸に生きるために私の出来る限りの努力を続けて55年がすぎました。もう77才の老人です。

政権交代をすればどんなに日本がよくなるのか、そんな知識もないままに半分の疑心とほんの少しの期待を抱いて迎えました。

マニフェストを拝見した時、この資金はどこから出てくるのかという大きな疑問がわき消費税を上げたりすると日本人は泣く人が大勢出るだろうに、どうしてお金をひねり出すのかと不安でした。
そのうち、尖閣諸島の問題が起きました。
総理はすぐさま中国へかけ合うと思ったのに何もなさらなかった。
何故?どうして?こんな事が普通になれば日本の国土が無くなってしまうじゃないか、日本の海が無くなってしまうじゃないかと心の底から怒りがこみ上げてまいりました。

加えて北方領土へロシアの大統領がやって来た。
何のために?それでも総理は動かない。
小さな島だけど日本人にとってふるさとの人も沢山います。
更にあの周辺の海は鮭鱒の一大漁場です。
本屋の私がこんな事、何故知っているかと云えば私が生まれた瀬戸内海沿岸の町は鮭鱒・さんま等の遠洋漁業の基地だったのです。
子供心にあたらしい船が出港する時の大きな喜びは今でも忘れられません。
さんまも紀州沖まで来た頃が一番油がのって美味しいんです。
北海道でとるさんまとは味が違います。(私の体験から)

更に本屋になってから(もう4、50年前の話)その遠洋漁業の船に本を積み込む仕事をする事なりました。
船の乗組員用として会社から文化費(何百万円)が出るので毎月毎月送りました。
そしてそれは勿論昭和30年代40年代の話です。
なぜ戦後60年以上も経って未だに北方四島は所属がはっきりしないのは何故でしょう。
ロシア(ソビエト連邦)は太平洋戦争には、ほとんど参加していません。
満州に住んでいた人達が大量にロシアに連行され苦渋をなめた話は、もう死んでしまった沢山のお客さんから聞きました。
そんなに戦いもしなかったにもかかわらず歴代の総理は出掛けて行って話をつけようと努力されたのにかかわらず、未だにそのままです

米国は沖縄を核付きとは云いながらも返してくれました。(戦争で失った土地は戦争でしか返ってこない)と云うのは昔から云われている事です。
なぜほとんど戦いに加わっていなかったロシアは北方領土にこだわるのでしょう。
南進したいという国の心の表われでしょうか。
こんな時にも菅総理は全く動きません。

そんな事も出来ないようでは総理の資格は失格です。
小沢氏に対しても総理大臣なんだから、きちんと始末つけるように宣告すべきではないでしょうか。それも出来ない菅総理は一体毎日何を考え何をなさっているのですか?

お金のばらまきは国民は喜ぶと思ったら大間違いです。
国民の心の中に入り込んで行き国民の真の希望を充分にくみ取って国民が前向きに力強く生きる力を授けて下さい
国家の為に一命を投ずる覚悟があるとは思えません。
総理大臣の椅子に座りたかっただけにしか見えません。
あれも駄目、これも駄目なら出来る人に変わって下さい。

私は最初に書きました通り、しがない小さな書店主です。
でも総理大臣より苦しい中を腹をくくって生きております。
死ぬまで少しでも世の為になる事をやりたいと苦しいけれど命をかけて仕事に頑張っております。
総理は腹がなさすぎます。日本人のトップです。
この命、日本国の為に投げ出そうとすべての己を捨て、すべてを、捨てて政治という戦いにとり組んで下さい。
命が惜しいようでは本物でありません。

大変申し訳ない事を書きました事をお許し下さい。
失礼な点、深く深くお詫び申し上げます。
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☆今週のおすすめ☆













「国際問題がわかる!世界地図の読み方」
池上彰/著

出版社名 小学館
税込価格 1,365円
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「ハーバード白熱教室講義録+東大特別授業上
マイケル・サンデル/著 
NHK「ハーバード白熱教室」
制作チーム/訳 小林正弥/訳 杉田晶子/訳

出版社名 早川書房
税込価格 1,470円
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「ハーバード白熱教室講義録+東大特別授業 下」
マイケル・サンデル/著 
NHK「ハーバード白熱教室」
制作チーム/訳 小林正弥/訳 杉田晶子/訳

出版社名 早川書房
出版年月 2010年10月
税込価格 1,470円
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「白紙召集」で散る
軍属たちのガダルカナル戦記」
笹幸恵/著

出版社名 新潮社
税込価格 1,680円
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「政権」
日本経済新聞社/編

出版社名 日本経済新聞出版社
税込価格 1,995円
税込価格 1,680円
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2010年12月11日土曜日

夢かも分からないけど・・・・

私はその時、未だ子供だったので詳しい事はよく分からないが、戦後すぐに農地解放というのがあった。
私の実家でも他町村にある田んぼは全部小作人に二足三文で売ってしまったらしい。
住んでいる町内に二町歩あったので、それは返してもらい一町歩は父の妹の家が残りの一町歩は私達(と云っても農業の素人ばかり。男手もない。人に頼みつつ他の田んぼの半分も収穫はなかった)
私のような子供相手に母も大変だったと思う。
だから、私は田植えも草取りも稲刈りも麦こぎも全部経験した。
苦しかった。辛かった。
今でも忘れられない。

ところが、今の農業はそんな労力はほとんどない。
田植えも草とりも水田の水の調節も全部機械でやれる。
下肥はもうんと時間をおいてやはり機械でまいている。
これもトイレの汚水だけを集める方法は機械化出来ると思う。

この姿を見た時私は農業もいずれ工業化し企業として成り立つと今の年令の私には分かる。
問題は作付面積が大きくなければ合理化は出来ない。
一番難しいのはこの作付面積を大きくする事かも分からない。
例えば農家によく考えてもらって農業を専業にするか全く農業から手を引くのかの決断としてもらわねばならない。
農地解放が出来たのは戦後のアメリカのGHQの強力な力があったので、否も応もなかったが今この決断を強いられるだけの力を持った政治家がいるかどうかと云う事である。
大げさなマニフェストとをかかげてもちっとも具体化出来ないような政府では一寸無理かも分からない。
方法としては国に土地を売るか貸すかいずれにしても、あぜ道のいっぱいのあるような田んぼでは工業化は無理だろう。
最低一町歩単位は必要だろう。
勿論、国が経営するのではなく、企業としての○○○株式会社とする。
やりたい人、やれる人材は必ずいる。

作物は米・小麦とは決めず、その土地にあった作物を会社で考え立案し育った作物はその場ですぐに商品化するシステムを作る。
そして駐車場付きの農作物スーパーマーケットを作る。
勿論農作物を加工して食料品を作ったり花ならばその店の中に花教室を作る、料理教室も併設する。
勿論レストランや飲み物もあった方がよい。
従業員は年令不問。、男女を問わず時間も工場と同じように朝勤・昼勤・夜勤と決めればよい。
普通の工場と異なる事は天候に左右される会社である。
しかしそれも台風のようなものにでも耐えるだけの設備も今の日本の物造りなら可能であると信じている。
そして一緒に老人ホーム的なものを幼稚園・保育園的なものも併設する。
親も子も一緒に通勤出来ると云う考え。

私は専門的な知識がないので欠落している所がいくつもあろうと思うけれど、大体こういう形式にすれば日本人を養うくらいの農作物は可能ではなかろうか。
外国へ出る企業もよし。
国内で日本人でやる企業も又よし。

今は唯、核になる大店舗を作る方式があちこちで出来ているがこれも、もう限界にきていると思う。
農家に補助金を出すとか何でも金で事をすませる事はもう止めようではありませんか。

それよりも日本人が生き生きとして目標を持って成長してゆく生活様式を考えようではありませんか。

工業も農業も素人の私の考えでは笑われそうですが、私は何はともあれ金で解決するのではなく、生きる喜びを与える政策をやってほしいと切望しています。

今回はおすすめ本として櫻井よしこ著のものをひろってみました。
分かりやすくて純粋で日本人としての自覚をうながされるものばかりです。
ぜひ、読んでみて下さい。
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「この国をなぜ愛せないのか」

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「日本が犯した七つの大罪」

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「国売りたもうことなかれ」

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「憲法とはなにか」

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「櫻井よしこの憂国一論戦2009」

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2010年12月4日土曜日

現実と夢

世界中の物品流通の大きな力を持つ船舶業の船の乗物員の皆様に本を沢山買って頂いておりますが、私も年を重ねてきて直接現場(埠頭)へ足を運ぶ事が少なくなった。
沖宿りの船に小さなサンパン(ボート位の小さな船)に乗って届けていた頃は苦しかったけど、若かったのでこれが大事な仕事だと思って頑張ってきた。

ところが先日、NHKテレビ(横浜の港)というタイトルを観て「う-ん」と考えざるを得なかった。
船の形が少しづつ変わってきて今は四角い細長い鉄の塊が動いている景色になっている。
荷役作業に人手が沢山かかっていて時間も長くかかっていたのは、もう何十年も前の話。
現在は荷物が港へ入る前にコンテナボックスにきちんに納められて来る、それが人手は全く使わず機械の操作で受け入れ港へ荷物を下ろす順序を考えて(すべてコンピューターで全体操作も作業手続きも分かる)非常に大きなクレーンで荷物が自動的に積みこまれていく。

テレビ画面を見て嬉しさと怖さを感じた。
横浜へ行けば港で何とか働けると思っていたのは何十年前だろうか。
当時は埠頭に人がうろうろする程いたのでラーメン屋とか弁当屋などもあったけど今はもうそんな業者は全くない。
埠頭に人影はほとんどない。
管理室のコンピューターがすべてを制御している。

今の世の中は生産性アップ、人間も含めて効率の良い事が企業の勝をとる素になっている時代。
この上、ロボット(すでにコンピューターシステムそのものが半分ロボット)が働きだしたらますます就職は困難になるかもしれない。
私はロボットの進化はそんなに遠い先の話ではないと思っている。

☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

何だかドライ極まりない文章を書きましたが私は子供が作れないとか育児に苦労して仕事をとるか子育てをとるかと迷う女性が多い昨今だが、これは日本が近代化?してサラリーマン社会になり昔のような大家族制度には戻れないので、みんな核家族になってしまったからだ。
そして老人も行き場をさぐっているが苦しい人も大勢いる。

私の知人が最近結婚したがその時、相手側(男性)の両親が一番心配したのは本人の事はさておき、どういう家庭の娘かという事だった。
理想としては両親がいて兄弟姉妹が何人かいて更に云えば祖父母と一緒に暮らしてきた娘がほしい
という希望だった。
幸にして条件は全部満たされて無事ゴールインした。
もう子供も生まれて両家の両親もとても喜んでいる。
しかし、これからますますこんな条件を満たす娘は減ってゆくだろう。

社会の進化はある角度かたみると、とても不幸につながる事もある。

私だけの考えですが今、保育園と幼稚園を一緒にするとか、しないとかチラリと読みましたが私はもう年令的にも資金的にも無理ですが、もし私の考えに同調してくれる人がいるならば下記を読んでみて下さい。

老人介護施設と保育園 幼稚園を合体させてはどうかと思う。
もう動けないような老人はともかくとして、頭もしっかりしていて手足の動ける人が沢山入っておりますが、小さな子供を見れば心もいやされるだろうし、小さな子供たちは目で見て心に触れて人間は年寄りになると云う事が理解できると思う。
老人と保育園の合体経営、やってみてほしいと思う。

紙芝居を見たり、お歌を歌ったりお年寄りの手を引いてあげたり老人という存在に、全く無関心な子供の教育にもなろう。
廃校になった学校を利用して老人と子供の夢の国を作ってみてはいかがでしょう。
そして職員として仕事を得られる人も多くなる事だろう。
これはは為政者の方に読んでほしいです。
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○おすすめ書籍○














無縁社会 
“無縁死”三万二千人の衝撃
NHK「無縁社会プロジェクト」
取材班/編著

出版社名 文藝春秋
税込価格 1,400円













「海の魚大図鑑 
釣りが、魚が、海が、もっと楽しくなる」
石川皓章/著 
瀬能宏/監修 
隔週刊つり情報編集部/編

出版社名 日東書院本社
出版年月 2010年12月
税込価格 5,250円
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2010年11月27日土曜日

海の男に愛された本屋さん

皆様は一カ月に何冊位本を読まれますか。
私は商売ですからさておくとして私の店のお客様(外国航路の船に乗船されている方)を私の店では船の方と呼ばせて頂いておりますが、このお客様は毎航毎航(一か月~三ヵ月間位)一船につき、何十冊という本を買ってゆかれます。
ほとんどの方が全部、目を通しているようです。
勿論、雑誌も含まれておりますが。

横浜は戦後30年間位は造船所もあり、埠頭はどんどん広がりアジアのハブ港でした。
入港船も多く船へ本を届けるまでの税関の関係の作業の手間はあるものの、本船の方に直接本を手から手に渡す事が出来ておりました。
しかし、横浜・東京港のコストが他航より高かったので、韓国や台湾・上海・シンガポールなどにハブ港は逃げてしまいました。

私共は致し方なく外地までで発送する方法に切り替えざるを得ませんでした。
この事は単に港の損失だけでなく横浜の街自体に落ちる金がぐんと減った事につながります。
横浜市100周年記念行事にしても、どこか何か失敗して当然というような感じを受けておりました。

それはさておき、商人にとって自分のお客様と直接、お話出来ない程、辛い事はありません。
会う事も声を聞く事も出来なくなってしまいましたので、私は本を発送する時に手紙を入れる事を考えました。
せめてものイセザキ書房の声なき声でも読んでほしくて。
お客様には大変喜んで頂けて幾通ものメールをいただいたり内地へ寄港した時に立ち寄って頂ける事も度々ございます。

こんな話を致しましても私が本船のお客様のお世話になったのは昭和35年(1960年)以来もう半世紀を過ぎました。

50年前の方はもう現役として乗船されている方は居るはずもありません。
しかし、次代へ次代へとつなげて頂き現在は私の店が出来てから生まれた方ばかりだろうと思います。
それでもイセザキ書房を頼りにして頂き、私共の店も本船の意向を最重要視して商品を集め、本以外の物でも頼まれれば、お取次ぎさせていただいております。

こんな店は日本全国に私共一軒だけしかありません。
それをマスコミが、かぎつけて読売新聞に5日間連載されたり、この度は横浜FM放送が全国コンクールに出す素材として使って頂きました。

結果は思いがけず日本放送文化大賞グランプリになりました。

海の男に愛された書店←クリックで記事

放送としての優秀さだったのだと思いますが77才になって尚、このように本船に本を買って頂ける仕事の出来るよろこび、50年間もよく続けられたとイセザキ書房に手を合わせたい。
そしてこの間のイセザキ書房の為に協力を頂いた数えきれない従業員の皆様に心から感謝の念を捧げたく思います。

尚。来年1月1日午後8時からラジオAM放送で全国報送される予定でございますのでイセザキ書房のありのままの姿を聞いてやってほしいと思います。
少々恥ずかしいけれど書かせて頂きました。



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○おすすめ書籍○













「日本語 語感の辞典」
中村 明 著       類を見ない出たばかりのもの

出版社名 岩波書店
税込価格 3,150円
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「ベイビー・アンパンマン バスでおでかけ!」
やなせ たかし 原作

出版社名 フレーベル館
税込価格 1,050円
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「ベイビー・アンパンマンくるまでドライブ」
やなせ たかし 原作
出版社名 フレーベル館
税込価格 1,050円
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遊びながら、お勉強できます







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