2010年12月4日土曜日

現実と夢

世界中の物品流通の大きな力を持つ船舶業の船の乗物員の皆様に本を沢山買って頂いておりますが、私も年を重ねてきて直接現場(埠頭)へ足を運ぶ事が少なくなった。
沖宿りの船に小さなサンパン(ボート位の小さな船)に乗って届けていた頃は苦しかったけど、若かったのでこれが大事な仕事だと思って頑張ってきた。

ところが先日、NHKテレビ(横浜の港)というタイトルを観て「う-ん」と考えざるを得なかった。
船の形が少しづつ変わってきて今は四角い細長い鉄の塊が動いている景色になっている。
荷役作業に人手が沢山かかっていて時間も長くかかっていたのは、もう何十年も前の話。
現在は荷物が港へ入る前にコンテナボックスにきちんに納められて来る、それが人手は全く使わず機械の操作で受け入れ港へ荷物を下ろす順序を考えて(すべてコンピューターで全体操作も作業手続きも分かる)非常に大きなクレーンで荷物が自動的に積みこまれていく。

テレビ画面を見て嬉しさと怖さを感じた。
横浜へ行けば港で何とか働けると思っていたのは何十年前だろうか。
当時は埠頭に人がうろうろする程いたのでラーメン屋とか弁当屋などもあったけど今はもうそんな業者は全くない。
埠頭に人影はほとんどない。
管理室のコンピューターがすべてを制御している。

今の世の中は生産性アップ、人間も含めて効率の良い事が企業の勝をとる素になっている時代。
この上、ロボット(すでにコンピューターシステムそのものが半分ロボット)が働きだしたらますます就職は困難になるかもしれない。
私はロボットの進化はそんなに遠い先の話ではないと思っている。

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何だかドライ極まりない文章を書きましたが私は子供が作れないとか育児に苦労して仕事をとるか子育てをとるかと迷う女性が多い昨今だが、これは日本が近代化?してサラリーマン社会になり昔のような大家族制度には戻れないので、みんな核家族になってしまったからだ。
そして老人も行き場をさぐっているが苦しい人も大勢いる。

私の知人が最近結婚したがその時、相手側(男性)の両親が一番心配したのは本人の事はさておき、どういう家庭の娘かという事だった。
理想としては両親がいて兄弟姉妹が何人かいて更に云えば祖父母と一緒に暮らしてきた娘がほしい
という希望だった。
幸にして条件は全部満たされて無事ゴールインした。
もう子供も生まれて両家の両親もとても喜んでいる。
しかし、これからますますこんな条件を満たす娘は減ってゆくだろう。

社会の進化はある角度かたみると、とても不幸につながる事もある。

私だけの考えですが今、保育園と幼稚園を一緒にするとか、しないとかチラリと読みましたが私はもう年令的にも資金的にも無理ですが、もし私の考えに同調してくれる人がいるならば下記を読んでみて下さい。

老人介護施設と保育園 幼稚園を合体させてはどうかと思う。
もう動けないような老人はともかくとして、頭もしっかりしていて手足の動ける人が沢山入っておりますが、小さな子供を見れば心もいやされるだろうし、小さな子供たちは目で見て心に触れて人間は年寄りになると云う事が理解できると思う。
老人と保育園の合体経営、やってみてほしいと思う。

紙芝居を見たり、お歌を歌ったりお年寄りの手を引いてあげたり老人という存在に、全く無関心な子供の教育にもなろう。
廃校になった学校を利用して老人と子供の夢の国を作ってみてはいかがでしょう。
そして職員として仕事を得られる人も多くなる事だろう。
これはは為政者の方に読んでほしいです。
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