2010年5月29日土曜日

歴史を知ろう


※※お知らせ※※

今日、5月29日(土) 午後10時~11時に
FMヨコハマにおいて当店の姿が放送されますので
時間が許せばお聞きねがいます
詳細はこちら→FMヨコハマHP


ここ何日かはメディアは全部、普天間の事ばかり。
新聞もテレビもネットのニュースも全部、普天間の事。
総理もあやまったり日本国中がごたついている。
私はふと思う。
南の沖縄はこんなに問題になっているけれど。
北の北方四島は どうなっているのだろうか・。
戦争というものは傷跡が何十年も残り、そしてその先は歴史の中に組み込まれてゆく。
太平洋戦争の犠牲者はここに止まらず、日本全国に数え切れない程あると思う。
先日も硫黄島の戦没者の慰霊碑がニュースで報じられていたが妻はもうヨロヨロのおばあさん。
息子も娘も、もうかなりの年寄りになっている。
それもそうでしょう。
もう65年も経つのだから。
65年経っても100年経っても悲しみは消える事はない。
私も11才の時(妹2人弟2人と兄弟5人)を残されて、父は比島の負け戦の時にのたれ死にさせられた。弟はそれらの兵士の祭られている大きなお墓のような所に参って来た。
その写真を見ながら、この戦争がもしなかったら私の人生も大きく変わっていただろうとつくづく思う。

そんな事を思いつつ、毎日父の何かが(多分魂)が入っていると信じて、その写真に向かって手を合わせている。
老いた両親・最愛の妻、そしてこれ以上可愛がれない程愛してくれた5人の子供にもみとられずにも死んでいった父の事を思う度に心が潰れそうになる。
誰が私の父を殺したというのだ・・・・と必ず考える。
戦争です。
すべて戦争です。
今回の沖縄の問題も原因は戦争です。
戦争はいつでも地球上のどこかで起きている。
そして人間が無意味に死んでゆく。
戦争はどうしても無くならない。
人間にエゴがあるかぎり。
中国へ中国へと大企業は草木もなびくように出掛けて行ったが、やはりここでも賃上げ要求がはじまったようだ。
もう今までの中国ではない。大国中の大国になろうとしている。
次はインドへ進出する企業が出て来始めたが必ず同じ事が起こるだろう。
どこへ行っても人間の生きる選択の主張が必ず出てくる。

それにしても海外進出出来る企業は、これは幸である。
通常よく中小企業という言葉が使われているけれど、その下に零細企業(もう企業とは呼べない程小さい)が家族で仕事をする。
一人ぐらい他人を入れて何とか毎日の商をする。
戦前は都市にも地方にも、こういう形式の商人なり工業が多かった。
町の鍛冶屋とか。
それでもとにかく5~6人は食べて生活出来ていた。

しかし、今は違う。
そういう零細企業は皆はじきとばされてしまう。
客とすれば物の沢山並んでいて好きな物が沢山ある店で買いたいのは当然だ。
もっとも、その大きな企業同士も競争は激しいけれど。
今、一番苦しんでいるのは(本当は一番客の心とつながっている)この零細企業である。大きくなれる力もない。勿論人口の多い海外へ出る勇気もない。
そして毎年毎年老齢化してゆく、そしていつの間にか 閉店・賃店 という張り紙が張れられてゆく。
でも総理にしても、その他の政治家にしても役人にしてもそんな事は理解もしてくれないし手も回らない。
こういう部類に入る企業(とも呼べない商人)は自分の力で、自分の力相応に生きてゆくしかない。
しかし唯生きてゆくだけではの生きる力が湧いてこない。
目標を持とう。希望を持とう。小さな事でもよい。
叶わない事かも分からなくてもよい。
しかし目標と希望を抱けば必ずそれなりに力がわいてくる。
どこまで行くか分からないけど目標はここだと思う勇気が腹の底から湧いてくる。
そんな時、若い人に話してみてもよい。
若い人を先生というのか、後生というかティーチャーにするべきだ。
そして更に本を読むことだ。
特に私は歴史の本を読む事がとても重要だと、この年齢になってよく分かった。
みんな、みんなゴタゴタしないで心豊かになりましょう。
悪いのは他人でなく自分なのかも分からない。
歴史の本を読んで下さい。

小学館の日本の歴史を読んで下さい。
16・15・14巻・・・・というように。新しい時代から読んでみてください。
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◆今週のおすすめ◆














「日本の歴史 16」
豊かさへの渇望 一九五五年から現在
全集 日本の歴史  16
荒川 章二 著
荒川章二/著

出版社名 小学館
税込価格 2,520円
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「日本の歴史 15」
戦争と戦後を生きる 一九三〇年代から一九五五年
全集 日本の歴史  15
大門 正克 著
大門正克/著

出版社名 小学館
税込価格 2,520円
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日本の歴史 14」
「いのち」と帝国日本 
明治時代中期から一九二〇年代
全集 日本の歴史  14
小松 裕 著
小松裕/著

出版社名 小学館
税込価格 2,520円
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「昭和の遺書 55人の魂の記録」
文春新書 713
梯久美子/著

出版社名 文芸春秋
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「価値組」社会
角川SSC新書 082
森永卓郎/著

出版社名 角川SSコミュニケーションズ
税込価格 798円
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年収崩壊 
格差時代に生き残るための
「お金サバイバル術」
角川SSC新書 010
森永卓郎/著

出版社名 角川SSコミュニケーションズ
税込価格 798円
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「昭和史の深層 
15の争点から読み解く」
平凡社新書 525
保阪正康/著

出版社名 平凡社
税込価格 819円


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