私はよく人に聞かれます。
「佐藤さん、いつまで働くつもり?」
私の答えは決まっています。
「死ぬまで」
体力・気力・知力のある限り私は働くつもりです。
周囲を見渡せば77歳という年齢の人は特別な仕事は持たず体をいたわりつつ生きている人が大部分です。又、養護老人施設に居を移し老人ばかりの中で過ごしているとか。
配偶者を失い一人になってしまえば、この方法も決して悪くなさそうである。
思い返してみると、私は子供心ついた頃から長女だという事で何かと家事を手伝わされた。
学校へ入ってからは負けん気の一心で学校生活を充分に楽しみ成績も負けたくないので必死で学んだ。
早くして結婚した為に20代前半から40才50才のおじさん、おばさんに叱咤激励されながら商人としてのイロハのイから学んで来た。
私が55年間も現役商人でいられるのはスタートが早かったせいでもある。
そして、私にはどうしても勝てない相手の亭主がいた。
夫婦喧嘩ではなく教師が生徒にきつく教育する形だった。
法律の専門用語が出てくる。
経済用語が出てくる。
そして充分な答えが出来なかったらビンタが飛んでくる。
お手伝いさんはいたものの、食事についても非常に難しかった。
好きな物が出てきた時はご機嫌だけど同じ物が2日と続くと発想の枯渇と叱られる。
亡夫は歴史に詳しかった。
自分がいつ死ぬかも分からない がん の病床で主治医に向かって「先生はいつ生まれですか?」と聞き「昭和10年です」と答えられると「そうすると、ノモンハン事件直前ですね」と云った調子であった。
歴史の本好きは息子にも通じ今では私はもう息子にはかなわないなと思う。
私達の夫婦喧嘩は口では絶対かなわないので私は黙って聞くだけにして、その夜寝る前に私の考えを文章にして書き、亡夫の枕元に手紙にしておいておく方法に変えた。文章で読むと大体納得してもらえて少し家の中が静かになった。
そのメモを主人は全部とってあった。
段ボール2箱位あったのだが居宅が変わる前に誰かがゴミと思って捨ててしまったらしい。
今から思うと,とても惜しい。
私の文章には赤鉛筆で誤字脱字の訂正、更にこういう文章はこう書くべきだと直されていた。
私が手紙好きなのはこういう環境を越えてきたおかげかも分からない。
私は70年間ぼんやり何もしないという時は全くなかった。
いつもいつも目的を定めそれに向かって走って来た。
さあ、私の定年はいつになるのだろう。
神のみぞ知る事かも分からない。
もう2011年のカレンダーが続々と出てきております。
珍しい所を少し紹介致しましょう。
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2011年
「四字熟語カレンダー」
旺文社
価格 1575円(1500円)
2011年
「ことわざカレンダー」
旺文社
価格 1575円(1500円)
2011年
「東山魁夷アートカレンダー」
日本経済新聞出版
840円(800円)
2011年
さだまさし著「ひめくりカレンダー」
株式会社エニー
2835円
2011年
寂聴「ひめくり暦」
株式会社エニー
2835円
この他美しい写真のもの 犬や猫のかわいいもの等ふんだんにそろっております。
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2010年10月16日土曜日
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