私は昭和8年生まれ。正真正銘の昭和人です。
こんな言葉、流行っている訳ではありません。
ある本を読んでいる時に、この言葉を発見しました。
新しいものや変わった事にすぐ飛びつく私は、これは一寸考えてみようと思い出したのです。
昭和31年(1956年)にイセザキ書房を開店してから私は一体何人の大学生に協力してもらった事か。
一寸数え切れないが大体2~3年は続けてくれる人が多かった。
入学してから卒業するまで4年間丸丸勤めてくれた人も10人は下らないと思う。
大学生というのはその時代の象徴みたいなものです。
昭和30年・40年代は大部分地方出身者が多かった。
又、二部の学生さんは昼は私の店で働き夜は大学へという健気な学生さんも何人かいた。
一口に大学生と云ってもその能力は様々である。
私も若かった時はほとんど年令の差がなくて弟か妹のような感覚でした。
私が年令を重ねるにつれて、息子や娘のようになり、今は孫世代と一緒にワイワイ騒ぎながら働いている。
教え方も相手に合わせてやっているが、今は店長が細々とした事は担当してくれるので私は店の方向を決める事と書店界の姿を見つめて業界人との付き合いに時間をとられている。
そして気がついた時には私は教える側ばかりでなく教わる事が非常に多くなった。
私は自分の知らない事を大学生のアルバイトさんや若い時代の人に教えてもらう喜びを味わっている。これは実に楽しい事です。そして嬉しい事です。
そして年代的に計算してみると昭和35~40年あたり以後生まれた人は私と感覚が異なっています。
ここだと思いました。
昭和人・平成人と云っても、どちらが悪くてどりらが良いかという意味ではありません。
生き方の違い、人生感の違いが非常に大きいのです。
具体的な現象については次回に譲りますが、皆さんも年令で友人や知人を観察してみて下さい。これを時代の進化というのか時代の流れと表現すべきでしょうか。
人間は時代の子(明治の人は強いね)この言葉若い時よく聞いた。
さて、昭和人は何と表現されるだろうか。
これもある雑誌の中の一説ですが念の為追加します。
「現代の政治家とか会社の社長という地位の人に弁説のうまい人というのが非常に少ない、ほとんどいない。これは本を読んでいない証拠です。本を読まねば言葉を覚えません。言葉を覚えなければ云いたい内容の適切な言葉が見つからないんです。弁説のうまい人は言葉の力とそれが理解出来ている人は話の 間 のとり方が分かっているんです。いませんね、聞きほれるような名演説家が」
私もそう思います。
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