2010年8月7日土曜日

東南アジアのハブ港を日本にもってこよう

前原国土交通相が(日本にハブ港を作る。阪神港 と 京浜港 にアジアの港の拠点を造り、取扱量をふやしてゆかねばならない)仕事をしながらテレビで聞いた。
私は半世紀以上に亘って日本の外航船へ本を納入する仕事をしてきた関係で、港の動静はピリピリと感じていた。私が横浜の地で書店を開店したのは昭和31年,1月。
外航船舶へ本を納入し始めたのは昭和33年頃から。

センターピア、サウスピアが中心であった。ほどなくして、山下埠頭が出来、更に本牧埠頭へと拡がって行った。造船所も三菱重工、そして石川島ハリマ重工から新しい船が次々と?出港して行った姿は私は一生忘れられない。

当時の日本人はみんな希望にもえていた。
そして私も未だ20代の若さであった。
海に向かって立ってみて「この海は世界中につながっている、その海で航海する船にイセザキ書房がいれた本が船と共に世界中に運ばれていると思うと未来は果てしなく拡がり希望は体いっぱいにあふれた。
日本は島国です。
どこへ行くにも海を渡らねばならない。
且つ、資源らしいものはほとんどない。
輸入に頼らねば生きてゆけない。
港はその入り口。港がしっかりしていなければ物の出入りが不自由である。

いつの頃からかふと気がついた。
直接船へ納入するチャンスが激減してきた。
そして今は集荷業者が荷物をまとめて香港だ、上海だ、シンガポールへと送っている。
なぜ、横浜、東京へ船が来ないのか?
人の話によれば、時間制限がきつくかつコストが高いんだと聞いた。
世界を相手にして競争する時代に負の要素ばかりでは負けるのは当然。
なぜ国際競争に勝てる方策をとらないのか。

私は先日の予算委員会のTV中継の中ではっきりとは分からなかったが、「日・韓国・中国の海外留学生の数が日本が一番少ない、ある程度の金銭面の補填をしてもっと、もっと外国へ若い者を学ばせに送るべきではないか」こんな質問だったように覚えてる。
私は経済面だけでないと思う。
いつからだろう、若い人達が学ぶ事をしなくなっていると感じている。
直接関係なかったので、はっきりした年代は覚えていないけど、ゆとり教育というものが取り入れられてから、日本人はレベルを落としてしまった。
競争の原理を学校生活から抜かしてしまった頃だと思う。
その年代の人達が社会人になり、父となり母となる時代になった。
小さな子供というものは、親が体罰を与えてでも教育するのが一番効果がある。
教育するというより甘やかしてしまっては優秀な人間は育たない。
一体誰なんだ、ゆとり教育なんて取り入れたのは。私は たるみ教育と云いたい。

景気の良さに甘えてしまい、一応、総中流階級だとか云ってる間に世の中は変わってしまった。
気が付いてみると競争相手はずっと先を走ってるではないか。
そして国の中は手がつけられない程の荒れ放題。
人間は一生競争の中を走っているんです。
学校の成績はシビアにつけるべきです。
そして子供達に希望と競争心(良い意味)を植え付けるべきです。

話は本論に戻って港の規制とかコストはどこかで誰かが儲けているんです。
本当に日本の国の事を想うなら少なくとも競争相手に負けないだけの犠牲を我々が負担すべきだと思う。何でもかんでも国が出せ、国が出せと云っても国には余裕がないんだから。(どこかに隠されているのかも分からないが私程度の人間には分からない)
先ず、議員の数を減らすとか一人当たりの報酬を下げるとか国会議員として選ばれたのなら、みずから範を示してほしい。
そうすれば国民は必ずついて行きます。
国民へ愛情を持ちしっかり理解をさせてリーダーシップの発揮できるトップがほしいです。
東南アジアの雄になるには資源のない日本人は知恵を出すしかありません。
そしてお互いに愛情を持ちましょう。

色々問題はあるようだけど、一日も早く日本の港が東アジアのハブ港になってくてる時を祈ります。
国土公道相、約束守って下さいね。
議員の皆様はお忙しいし、御立派でいらっしゃるけれど、本を読む事を忘れないで下さい。
本は色々な意見があり色々な国民の事情が分かります。
一か月10冊位は単行本読んで下さい。お願い致します。

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