安倍総理大臣は、だいぶ様々な事が動きはじめたので
第三の矢と云われる憲法改正に手をつけようとしている。
総理大臣が毎年毎年変っていたのでは何も出来ない。
シンガポールの初代首相リー・クワンユー氏が云ったように
「首相になって観察するのに一年、
二年目に入って何から手をつけるべきか具体的に考える。
そして三年目にやっと事を動かす事が出来る。
日本のように毎年変っていては何も具体化出来ない。」
と云い放って離日した言葉を、私は忘れる事が出来ない。
総理大臣は優秀な外交マンでなければならないと私は考えている。
マッカーサーが吉田茂が首相になったとき、
「こんな優秀な外交家を相手にするとは思わなかった。」
と云った事も覚えている。
その点、安倍総理は合格点なのだろう。
どこへ行ってもどちらを向いても実に堂々としている。
自信があるのか戦略があるのか、
写真うつりもとてもよいと私は思っている。
憲法記念日に憲法改正について
NHKは午前中論客を集めて討論していた。
私は仕事をしながら耳だけはテレビの方に向けていた。
そして分かった事は、
私はもうすぐ80歳になるというのに話が100%理解できない。
それは出演者がほとんど馴染みの薄い人が多く、
かつて朝まで生テレビを
亡夫の解説によって聞いていたようにはいかなかった。
きついきつい夫であったけど、
自分が私に何かを教える側に立った時には素晴らしい教師だった。
私はきっとそこに魅かれて36年間生きたんだと思う。
憲法改正の問題は、
いつかは出てくるテーマだと思う。
他の人の事は分からないが、
私は自衛隊を軍隊にする問題が第一に頭の中に入ってくる。
独立国ならば充分な軍隊を持つべきだろうと思う。
国家の安全の為に是非必要なものだと分かっている。
私は、80年近い人生の中で十代の時、
妹、弟合わせて5人の兄弟と祖父母と
そして未亡人になった母を残して父が33歳で召集兵として出征し、
昭和20年6月に比島の負け戦の中で野垂れ死にしてしまった経験は
一生忘れないというよりも、
私の一家の8人の人生を変えてしまった事は
一生忘れようにも忘れられない。
戦争だけはいや。絶対に。
戦争は人を殺すだけで何も利益がない。
軍隊というものが出来ると、
その長たる人物が権限を持ってくると誰も止められない。
昭和天皇もどんなにお悩みになった事かと想像する。
原子爆弾を落とされて、やっと苦しみの境を抜け出せた。
今、色々国家の計画を立てていられる方は大体60歳代前後。
私の知っている苦しみを身をもって知っている人は
たぶんほとんどいないだろう。
私にとって憲法改正はそこのところがとても恐ろしい。
議員制度とか人数とかもあるけれど、
私はそれを考える心の余裕がない。
軍隊は戦う事が仕事。恐ろしい。
思い返してよかったなあ、楽しかったなあと思うのは
現天皇、皇后が結婚される頃から十年位。
あんなに何もかも足り揃った女性を
よくも見つけ出したものだと感心した。
美しかったです。何度観ても飽きないほど美しかったです。
現皇太子がお生まれになった直後の皇后さまは
この世の人とも思えぬほど美しく厳かだった。
今、雑誌に天皇家を特集したものが出ていますが、
ああ、あの美しかった皇后さまも白髪の老人になられた。
何か、「見たくない!こんな写真は。」と思うけど
現実に私も同世代ですから、
ああ人生とはかくも厳しいものかとため息ばかり出る。
「鮮やかに生きた昭和の100人」という本が出ました。
私は嬉しくなるほど、みんなみんな素敵です。
私はやっぱり昭和人。
そして昭和という年代は厳しい前半もあったけど
素晴らしい時代だったと思っている。
みんなが前向きで頑張っていた、
私はそういう姿勢、姿が大好きだ。
平成の時代も、
みんなみんな明るい顔で生きてゆこうではありませんか。
一個人 6月号
昭和36年の美智子様。
鮮やかに生きた昭和の100人
文藝春秋
これからすごいことになる日本経済
「ついていきたい」と思わるリーダーになる51の考え方
原色魚類大図鑑
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