もう10年近く前になるでしょうか。
米子の今井書店の本の学校に参加した時の事です。
帰りに空港へ向かう途中、弓ヶ浜半島に入った時、右手西空に真っ赤な大きな太陽が海に沈んでゆくのが目に入りとっさに「運転手さん一寸止めてください。あの太陽が海に沈んでしまうまで車を止めて眺めさせてください。」
運転手さんは不思議そうに「時間大丈夫ですか?」と聞きました。
時間は大丈夫。
それよりもこんな素敵な夕陽を見逃してなるものかという思いで「大丈夫です」と答えました。
こんな雄大な美しい海に沈む太陽を見るのは生まれてはじめてです。感動しました。
そうだ。太陽は海にも沈んでゆくんだ。
私は海から昇ってくる太陽の土地にしか、住んだ事がありません。
海へ沈んでゆく太陽の美しさ、気高さ、優しさ、米子、弓ヶ浜の海へ沈んでゆく太陽は忘れる事が出来ません。
東京の夕陽と云えばトーハン(本の大取次ぎ商社№1・場所は新宿区東五軒町)の8階から見た夕陽も感動的でした。
ビルとビルの間に落ちてゆく夕陽。
女性課長さんの話によれば「私が入社した頃はここから富士山が見えていました。」
そうでしょう。東京はビル ビル そしてビル。
夕陽はみんなビルの谷間に消えてゆく。
一刻、一刻ビルの色が変化してゆく様はこれも又絵になる景色だなぁ・・と思います。
横浜に住む私は関内方面から西に向かって伊勢佐木町通りを帰るとき沈む夕陽に出会えます。
夕陽の余光が散々と散らばって商店街の店の一店、一店はみんな光の中にうめつくされ、歩む毎に動画のように店が現れてくる・・・・・・これも又楽しい夕陽です。
なぜか夕日はやさしくて雄雄しくてそして美しい幸福感を呼び起こしてくれるものです。
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