2008年9月14日日曜日

小さな店にも春を呼びたい

今、自民党は総裁選真っ最中です。各候補は持論を発表し共鳴を求めて必死ですが70年以上生きてきて、数多くの総裁選を見てきた私にしてみれば最低とは云わないが、1970年代の三角大福(三木、田中、大平、福田が佐藤栄作の後継者を争って各人の名前を一字づつ並べたもの)などと云われた多士済済の時代を思いだすと非常に物足りなくテレビ討論にしてもそんな事で一国の総理と云うリーダーになれるのか、という思いが強いのは否めません。
私は小泉改革の犠牲者だと思っています。改革に痛みは伴う、その過程であるという一候補者の言葉に驚きました。
これ以上やったら私の様な立場の人間は生きてゆかれなくなります。地方の痛みとよく言われますが痛みは地方だけではありません。一部の東京ど真ん中を除いて全国の零細企業は生きてゆかれなくなっています。
現実に対して認識が無いというよりも自分の上昇志向を実現する為に権力者について回ったようなお方には分かろうはずもありません。
農業、漁業にもまだまだやり方があると云っておりますが具体的にどうするべきかお示し下さい。
私は農業、漁業、の現実は70年間の間に身をもって知っています。
小泉改革は一部の金持ち企業に甘みを与えただけです。

立候補者の皆様、本を読んでおられますか?とても失礼な言い方ですがお忙しくてじっくり読む時間も無いかも分かりませんが。
漁業の不振は色々理由はあります。その中の一つに山奥の川の源に大きな原因があると言う事を知りました。
樹木を切り、山を崩しそこに町を作るという事を繰り返してゆくうちに海の水が変わってしまいました。温暖化の理由にもなっております。山と海は一体なんです。
言い換えれば自然を壊してしまった事が農水産業を殺してしまったのです。さらに続けて云えば零細小売店に死ねという事と同じです。
現実は口先商売の人には分かっておりません。私は一冊の本を紹介したいと思います。


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から見た地球温暖化」
~異常気象、気候変動の現場を行く~

JAMSTEC「Blue Earth」編集委員会/著
出版社名 光文社
税込価格 1,680円
頁数・縦サイズ 131P

地表の7割を占める「海」のことを知らずに、地球温暖化は語れない。

●地球温暖化の原因は何か?
●そもそも地球は本当に温暖化しているのか?
●冷夏・暖冬・干魃・洪水など、異常気象と温暖化の関係は?
●天然の気候周期と温暖化の関係は?
●北極海の海氷の減少と、温暖化の関係は?
●温暖化予測の問題点は?

JAMSTECが、2002年から海洋地球研究船「みらい」で海氷減少が最も著しいベーリング海峡北部で観測を続け、この海域で“海の温暖化”が急速に進展し、海氷ができにくくなっていることを突き止めた。いま、気候変動の現場で何が起こっているのか? 観測と予測の最前線からの報告。


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皆様のいうグローバル化と云う言葉を使うならこの位の本は読んで頂きたいと思います。誰が当選するにせよ現実を知っている私達にはあまり期待はしておりませんが。
官僚ばかりではなく議員の数も多すぎます。どなたもそれはおっしゃらないけど。

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