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2013年10月5日土曜日

もうあと何が残っているだろう

山崎豊子氏が亡くなった。
週刊新潮に連載が始まったばかりだったのに。
「あ、又、壮大なドラマが読める。」
嬉しいと感じたばかり。
この作家のものは大作ばかりで
生きている者に大いなる生きる力を与えてくれた。
私はドラマ化された面もあるけれど
『大地の子』には感動した。
あの主人公のような人は沢山いたと思う。
本当の父と育ててくれた父母。
右旋か左旋か非常に難しい。
そして「自分は誰の子でもない。大地の子だ。」
と読んだ時は、私は涙をこぼし
「そうか、そういう結論を出したか。」
と作者に偉大なもの強く感じた。

著者88才になっている事は全く忘れていた。
女優じゃないから、顔姿を観る事はない。
ただただ一作一作私の一番人生の中で
のっている時代に私に作品を贈ってもらった。
年令の事は全く心の隅にもなかった。
88才のその女性が死の直前まで
ペンを握っていたという事にも
私は表現しようもない感動をいただいた。
私は、私自身も含めて己の信ずる道の中で
バッタリ倒れて死ぬという事は
素晴らしい事だと今でも思っている。
私もそうありたいとずーっと前から考えていた。

もう一人40年前(昭和39年)、
日本であったオリンピックの中で
日本人に感動と感激を与えたバレーボール。
大松監督の考え出した回転レシーブ。
私は真似も出来ないが
非常にハードな戦いの中の体の使い方。
その人達をリードしてきた○○さんが
亡くなったという事。
そして80才であったという事。
私も同じ年令生きてきたのに
この人間的な価値の違いに私はおののいた。

人間として生まれてきて
生かされながら何という差だろう。
そんな事は考える事ではないかも
分からないけど同じ80年という時間を生きて
この大差、とても恥ずかしいと思う。

人間の生命は有限である。
80才という時期は死ぬという事を
常に忘れずに物事を運ばねばならない。
私は息子一人しか生まなかった事を
息子に対して申し訳けなく思っている。
私は5人妹弟。
いざとういう時には血は血を呼ぶ、頼りになる。
私の息子は兄弟姉妹の愛も知る事が出来ず。
かわいそうだったと今胸が痛む。

しかしそれはそれなりに頑張ってもらう。
今さらどうする事も出来ない。
自分の事しか考えない政治家の政筆など
当てにせず自分の力で残る時間を
世の為人の為、そして自分の為に
しっかりと大地を踏みしめて行こうと決意する。






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2011年5月14日土曜日

峠の別れ

時は昭和10年代の初めの頃だった。

亜紀は一度だけのお見合いでお互いに目も合わせずに手が労働の一生懸命さを表しているなと思っただけで、優しそうな人だからいいだろうと考えて結婚を承諾した。
二十歳だった。
茂光もあまり女を知らない。
21才・恥ずかしいような、もっと見たいような気持のまま「この女は悪くないな」と思ったので結婚を決めた。
そんな見合結婚をした二人の間に10年間で5人の子供が生まれた。
茂光の母が細面の鼻の高い美形の女だったので茂光もその母親の血を引いて中々良い男前だった。

しかし地方とは云え、その町の金持ちの順位に入る位の力量の持ち主だった父親の
繁太郎は高等科を卒業する前から自分の仕事の助手として茂光は働かされていた。
女遊びをする暇もなければ、そういう事にほとんど手を出さない性格であった。
結婚する前に父親と一緒に金毘羅宮へお参りした。
結婚生活の準備だった為の父親の計らいであったようだ。

いざ、結婚してみると舅・姑はやかましくうるさく叱るけどそれだけだった。
苦しめられたのは夫の妹二人の小姑だった。
浴衣を縫わされて「こんな縫い方では着られない、ほどいてしまえ」と怒鳴られ、味噌汁を作ったら味が薄い、水か湯みたいだと云って流しに全部捨てられてしまった。
亜紀と小姑は二つ違いでその下の妹とは三つ違い。
朝から日が暮れるまで何か文句がないかと探しているような女性だつた。
美人で背カッコウも良く、それが自慢で朝から夕方までいる日は怒鳴り散らしていた。
亜紀は何度も何度も、里へ帰ろうと考えた。
でも子供が一人二人と生まれてくると、そう簡単には実行出来なかった。

半年に一度位、里帰りをさせてくれる。

「亜紀よ、一ぺんT村のお母さんに会って来ては」と夫の母から云われた時の嬉しさ。
「有難うございます。いかせて頂きます」と浮き浮きしながら。

「母さんへ○○月○○日から6日伺います、よろしく」とハガキを書いて投函する嬉しさ。
もうあと何日と近づいて来る日を楽しみにしてていると義妹もそんなにこわくない。
六日間というのは云わなくても決まっていた。
どこへ行っても7日目に帰るのはいけない事、6日目か、さもなくば8日目にするものだと茂光の母は仏教の教えからかそう決めていた。
朝夕のお経はよく通る声で必ずあげていた。
仏壇をとても大切にする人であったから。

実家へ行く日は長女が生まれた時に実家から贈ってもらった、しつかりした大き目の乳母車に姑が準備してくれたみやげ類と下着など下に入れてその上に一人の小さい子供をのせ、大きい方は乳母車の横に手をつけて歩いて行った。
A峠を越えるのは、ほぼ一時間半(今なら車で20分)かかったけど亜紀は実家に行ける喜びで足取りも軽く嬉しくて嬉しくてたまらなかった。

もう着く時間だと見計らって実家の母もすぐ側にある橋のたもとで出て待ってくれていた。
孫の方が先に「おばあちゃん、こんにちわ」と声をかけるとすぐに抱き上げて「よう来た、よう来た、大きくなった」と云って頬ずりをしながら実家の門をくぐった。
ごちそうが山ほど作られていた。
父が畠から帰ってくると孫二人(一人は赤ちゃん)気兼ねない夕食を久しぶりに食べる事が出来た。
裏の畠と云っても自分の家で食べるだけ作り、柿やみかんや桃の木もあり、イチジクの頃には土産で沢山持って帰る事にしている。

おいしいか、おいしいかと母は何度も念を押すように云うけれど云わなくても亜紀の好きなものばかり。
「妹さん達はやはりキツイか?」と一番気がかりな事を聞いてきた。
「どうしても居られなかったら一番下の乳のみ子とこの小さいの連れて帰って来ていいんだよ」と必ずいうけれど、亜紀は茂光の優しさを考えると実家へ帰る事は出来ないと思っている。
まるで、決まったように三日目には茂光は海のとれたての生きのいい魚を届けにやってくる。
必ず三日目に。
姑の差し金か茂光の心か?
そして食事をして茂光は帰って行くのだが必ず「6日目に帰ってこいよ」と真っすぐ目を見て必ず念を押す。
「はい、6日目に帰ります」と亜紀は答えながらこの人が居る限り義妹にいじめられようと離婚はしないとはっきり思う。
亜紀にとって茂光はもう愛する世界一の夫になってしまった。

六日目の朝、実家の母はあまり重くならない程度に乳母車の底にみやげを並べ準備する。
「もう、六日経ったんだ早いなぁ・・・」とか云いながら、そして上の子に「又、すぐ来いよ、おばあちゃん待ってるからね」と云ってギュッと抱きしめる。

帰りは峠のてっぺんまで母は送ってくれる。
亜紀は来る時と違い、足は重く、乳母車を押すのがとてもしんどい感じ。
行きと帰りでは大違い。
「又、来いよ」と何度もくり返しながら、やがて峠のてっぺんまで来ると乳母車を亜紀が引き取り「じゃ、サヨナラ又来ます。母さん体に気をつけてね」と云って下り坂を歩いて降り始める。
ふと、ふり帰ると母は未だ峠の上でじっと見ている。
手を振る。お互いに。声は届かない。

もう少し歩き、もうほとんど豆つぶ位に小さくなった母が未だ立っている。
亜紀は涙がホロホロとこぼれた。
又、これからあの義妹達と嫌な思いが待っているのだと腹をくくりながら町に入る。
何度こうした会うと別れが続いた事か。
でも亜紀が28才の時、実家の母はガンが出来て長い間、赤十字病院へ入院して亡くなった。
亜紀は倒れそうになった。
末っ子だったので母親との縁も短かっただけに、100才の今となっても、あの峠の別れのシーンは亜紀の胸の中でくっきりと残っている。

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◆今週のおすすめ◆












「100歳までボケない101の方法 脳とこころのアンチエイジング」
文春新書 769
白澤卓二/著
出版社名 : 文藝春秋
税込価格 : 735円
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「なぜ韓国は、パチンコを全廃できたのか」
祥伝社新書 226
若宮健/〔著〕
出版社名 : 祥伝社
税込価格 : 798円
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「人生に、寅さんを。 『男はつらいよ』名言集」
出版社名 : キネマ旬報社
税込価格 : 1,260円
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「人生に、寅さんを。 『男はつらいよ』名言集 2」
出版社名 : キネマ旬報社
出版年月 : 2010年11月
税込価格 : 1,260円
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「原子炉時限爆弾 大地震におびえる日本列島」
広瀬隆/著
出版社名 : ダイヤモンド社
税込価格 : 1,575円
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「三人の二代目 上」
堺屋太一/著
出版社名 : 講談社
税込価格 : 1,890円
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「三人の二代目 下」
堺屋太一/著
出版社名 : 講談社
税込価格 : 1,890円
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2010年4月24日土曜日

「せいかつ図鑑」すばらしく役立つ本です

見るともなく聞こえてきたテレビの中で「今の若い人は一人で食堂や喫茶店に入るのは恥ずかしい・・・学食も一人では嫌なのでトイレの中でパンをかじってすませる事があるそうだ。」と聞こえてきた。

私はまったく理解できなかった。
独立独歩という事を亭主から嫌という程、教育された私はどこへでも必要に応じて一人で、出向く事は当然の事と思っているので。

「新聞の記事の中でアメリカから輸入したいものがあるので、どういう手続きが必要か外務省へ行って調べて来い」と命じられて全く知らない外務省へ一人で行って来たのは24才の時。でも役所の場所が分か
つたし優しく教えてくれた。
売掛金でひっかかり提訴した時も法学士である夫は私に細かく教えて簡易裁判所へも私に出席させ自分は他人のような顔をして後で聞いていた。
勝訴して完了したが帰宅してから細かく良かった点・悪かった点を指摘された。そんな中で商売について教えられて来たので今こうして何とかやっていられるのかも分からないが。


さて、小学館発行の「せいかつの図鑑」
私は楽しく遊ぶ・学ぶとなっているので子供用かと思いながら開いてみた。
見開き頁から左右の手の指の名前が出ている。

この本を読む皆様へ
ちょうちょむすびはできますか?
ぞうきんしぼりはどうですか?
できなかったことができるようになったりだんだんじょうずになったりするとうれしいですね。

おうちのかたへ
この本を活用して子供の自立を支援しましょう。
現代は知恵や技を自然に体得するのが難しい状況です。
親子でとりくめば体験として心に残る子供の意欲を高める事でしょう。


「楽しく遊ぶ学ぶせいかつの図鑑」
小学館の子ども図鑑プレNEO
流田直/監修

出版社名 小学館
税込価格 2,940円

私はヨガ教室へ通っていますがヨガの中に足首雑巾しぼりというのがありますが、先生が「さあ、雑巾をしぼるようにぎゅっと絞って下さい」と声をかけても、どうして良いのか分からぬお嬢さんが時々いるんです。「雑巾しぼりって分かりません」
つまり彼女の家では電気掃除機とほうきと床はフローリングで掃除するので雑巾は使った事がないらしい。 掃除は雑巾なしではきれいになりませんね                                 
どの頁をひらいても、すぐ役立つように編集されています。
大人にも子供にも分かると思います。
洗濯の干し方ひとつでも人によって随分差のある事は知っています。
私は何十年来家事を他人の力に頼って生きてきたので、色々な人に出会い洗濯の仕方を見てきましたが、みな夫々異なります。
でもよく観察すると100点から30点位の差があります・

結び方の中でちょう結びをしようという頁があります・
プレゼントする時とか、一寸棚にものを飾る時、ちょう結びは必要ですね。
分かりやすく絵が出ています。(18~19P)


りぼんを結ぼう。
これもよく使われる技ですね。

靴や上履きの手入れ、又 服のしまい方もよく分かります。
縫うというところでは針の糸通しなど大変素晴らしいと思います。

次にひもを結ぼう。(P56~57)
たまむすび・かたむすび
どちらも日常必要です。
このかた結びについて私は子供の時、母から教わった結び方が今も非常に役立っています。
写真を見て下さい。



この結び方でやりますと、大人の力でどんなに引っ張っても解けません。
私は今もこれは重宝して使っています。

たべる所へ入りましょう。
コンビニでおにぎりは買うと思いますが、自分の家で三角むすびを作った事ありますか?
自分でにぎったのが一番美味しいものです。

P67にはおはしでしてはいけない事が並んでいます。
そしておはしの正しい持ち方(合理的な使い方)は写真をよく見て下さい。
あれ?僕ちょっとおかしいな?と思う人もいるでしょう。

料理も並べ方があります。
食べやすいように合理的に並べると絵のようになる訳です。


次は食べるものですが、今の日本はいつでも何でもあります。
私の妹が病気になって高熱でどうかなるかと思った時がありました。
何も欲しくないと云って息をハーハーさせているばかりの時ふと、すいかが欲しいというんです。妹はスイカが大好物です。冬の寒い、まっさかり。
すいかは売っている所がありません。
祖母が作りおきしてあったスイカ糖を少し湯でのばしてすいのみで飲ませました。
それを飲んでからスヤスヤ眠り翌日には少し熱も下がり医者も「もう大丈夫です」と云われ家族一同ホッとした事を思い出します。
70年前も昔の話です。

ところが今はどうでしょう。

春には、たけのこ・春キャベツ・ふき・そら豆・グリーンアスパラガス・イチゴ・さやえんどう

夏には、トマト・キュウリ・なす・ゴーヤ・えだ豆・メロン・すいか

秋には、さつまいも・さといも・しめじ・しいたけ・ぶどう・柿・なし

冬には白菜・春菊・ブロッコリー・大根・みかん

魚は別として(本には出ています)野菜。果物だけを並べてみても、これみんな一年中ありますね。
でも本当は春には芽生えたもの夏には身体の体温を下げるもの、秋には沢山の実りのものが、そして冬には身体を温めるものがきちんと自然界は作ってくれているのです。
今は温室栽培とか色々手を加えて季節も何もありません。

体の為には決して良い事ではなく、心の面でも季節の物を食べた方が情緒が安定いたします。
どんどん進化して行く事が人間にとって本当の幸かどうか考えてみたいと思いませんか。
この本には更に様々な項目で優しく詳しく書かれております。
お子様よりも平成人(昭和40年頃以降に生まれた人を指す)のみなさんにこの本を一冊手元においてほしいと思います。

面白い本です。

立派な本です。


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■イセザキ書房からのお知らせ■

◎5/5(水)はお休みさせていただきます。


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2009年5月2日土曜日

2009年国家資格カレンダー

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いつの時代にも身に備わった力は自分自身を助けてくれるものです。
スキルをみがき、夢に向って進んでゆけるよう準備いたしましょう。
2009年度の国家試験予定表をお知らせいたします。
若い人は勿論ですが年令を重ねた方々も夢に向ってチャレンジして下さい。学ぶ心、向上心のあるかぎり老化現象は防げます。
限りある命の中で終わりなき学びの心を育ててまいりましょう。
さぁ、君も僕も貴女も私も燃えたつ心意気で生きてまいりましょう。
この試験に関する本は当方に在庫のない場合でもすぐに取り寄せますのでお申し込み下さい。




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2009年4月4日土曜日

歴史は人が紡ぐもの

小学館発行の「日本の歴史」全16巻が完結した。
残すは別巻(日本文化の原型)が5月下旬に出るばかりになった。


又、NHKで松平定知氏がキャスターとして放送していた「その時歴史は動いた」も本年3月で9年間の長寿番組に幕が降りた。歴史は皆、学校で学んできたはずだけどそれは、まことに中央道の大まかな流れだけであったような気がするのは私ばかりではなかろうと思う。
小学館の日本の歴史は各巻夫々著者が異なっているのでその為に途中の面白そうな巻だけ読んでもノンフィクションを読んでいるような楽しみがある。
テレビの方は映像が加わるので歴史の教科書に出てこないような些細な事件も沢山、リアルに教えられた。松平さんの語り口が私は何故か好きでこの番組は楽しみにしていたのに無くなってしまってとても残念。その中で今、思い出してみると特に印象深かったのは白洲次郎という男の物語であった。
白洲正子については以前から目利きという事で色々本も読んだがその夫、白洲次郎という類まれなるジェントルマンであったという事はNHKの番組が源になって沢山出てまた本を読んで目を開かされた。


「白洲次郎占領を背負った男」
北康利/著

出版社名 講談社
税込価格 1,890円








「風の男白洲次郎」
新潮文庫
青柳恵介/著

出版社名 新潮社
税込価格 420円








「白洲次郎」
コロナ・ブックス 67
白洲正子/ほか〔著〕

税込価格 1,600円








「白洲次郎の流儀」
とんぼの本
白洲次郎/ほか著

出版社名 新潮社
税込価格 1,470円






「回想十年 1」
中公文庫
吉田茂/著

出版社名 中央公論社
税込価格 780円






等を面白くて次々に読んでゆき私は未だほんの子供であった敗戦後の困難な時代の事を60年経って初めて再認識させられた。そして少しブームが終ってからも私は店の棚にこれらの本を並べ続けた。
客層はやはり私前後の老人と呼ばれる人が多かったけど30代、20代の男性客も混ざっていた。
そしてこの度白洲次郎が物語としてテレビ化された事によって再びこの関係の本に読者の目がふり向けられた。私は白洲次郎ほどの男として完璧に近い人物を誰が演ずるのかという点に興味があった。
私は若い俳優をあまり知らないので予想つけ難かった。そして2回目の後半分のみ観る事が出来た。伊勢谷友介はなかなかのハンサムで外見は合格。そして英語も達者そうに思えた。でも最後まで見て違う、どこか違う。私の頭の中の本から得た資料を源にして描いている白洲次郎とはやはり違う。昔からそうだった。原作のある作品が映画化されると90%は私の頭の中のヒロイン・ヒーローと映画の中の俳優は異質に感じた。いつも、いつも。
今思い出すのは川端康成の雪国のヒロイン駒子と女優岸恵子はピッタリだった。

さて、白洲次郎のテレビはさておき敗戦の処理が大変困難であった事がよく分かった。マッカーサーを叱った男。
天皇陛下からのクリスマスプレゼントをGHQへ届けた時「その辺に置いておけ」と云われ「卑しくも日本の統治者であった者からの贈り物をその辺に置いておけとは何事ですか」と叱りとばし心の中では「戦争には負けたけど奴隷になったわけではない」と思った。そしてよくその言葉は口癖だったと云う一章を読んだ時私は胸がすくような思いになった。
又、吉田茂の「戦争に負けても戦後処理に勝った歴史はある」という文章も嬉しかった。
次郎は敗戦の年(1945年)43才であった。
まさしく人間働き盛りの40代に入った所であったのだ。これから白洲次郎は日本の復興のために思う存分力を発揮した。
新憲法作成の時の様子も次郎は誰よりも先を読んでいた。そして圧巻は1951年9月8日サンフランシスコ平和条約締結の日の事である。原稿を見せられ次郎は激怒した。
「独立しようとしている我が国がなぜ英文で書くのか。日本文に直せ」と命じて一夜がかりで和紙の巻紙に筆で書き直させたという話。私はこういうくだりの白洲次郎がえも云われぬ快感をもたらせてくれるのだ。
このように心、身、共に健全な日本人がのちの高度成長時代の根源を作ってくれたのだと思っている。私は小学校で敗戦、中学・高校は占領下の中で育ったという事をこれらの本を読みすすむうちにハッキリ認識できた。今、世界は大不況。日本も大変な時代になっているがこんな時にもきっと必ず白洲次郎のような人が出てくる事を私はずっと信じ続けている。
歴史は周期的に大波、小波で繰り返される。経済問題でも経済だけを見ていてはいけないと思う。時代を動かせるのは人。心ある人物の出てくる事を祈る気持ちでいっぱいだ。歴史の本は人を育てる。そして人が歴史を紡いでいく。

→小学館「日本の歴史HP
→NHKドラマ白洲次郎

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2009年2月28日土曜日

タトル出版新刊のご案内 2月新刊

タトル出版2月号新刊のご案内です

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「Japanese For Travelers」

数日スウジツの観光カンコウ旅行リョコウから、3ヶ月間ゲツカンの短期タンキ滞在タイザイまでお任マカせの日本語ニホンゴ会話カイワ集シュウ。
ホテル、レストラン、ショッピング、駅構内エキコウナイなど、様々サマザマなシチュエーションで使ツカえる便利ベンリな口語表現が満載マンサイ!病気や盗難にあったとき等のトラブル対応タイオウフレーズも充実ジュウジツしているので、安心アンシンな旅タビをサポートします。外国ガイコク人ジンが怖オソれる複雑フクザツな東京トウキョウの路線も、新幹線シンカンセンの旅タビもなんのその、予算ヨサン別ベツのグルメ情報ジョウホウ、快適な宿泊場所バショなど、日本ニホン滞在タイザイを
2倍バイ楽タノしめる旅タビのコツも伝授します。

著:Scott Rutherford
本体価格:1,400円
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「Japanese Gardens
Tranquility,Simplicity,
Harmony」

世界セカイ中チュウから賞賛ショウサンされる日本ニホン庭園テイエンの奥深オクブカい魅力ミリョクとその技術ギジュツ。他ホカ国クニの庭園テイエンとの決定的ケッテイテキな違チガいとは何ナンなのか・・・本ホン著チョはその疑問ギモンを明アキらかにします。木々や花の景観を越コえた、静謐さと癒やしがある空間クウカンで、人々ヒトビトは瞑想や沈思に浸ります。面積の小さい庭や大きい庭、都会から田舎、伝統的なものや現代風のものまで、様々な魅力を持つ23箇所カショの日本庭園をご紹介します。

(収録シュウロク庭園テイエン: 寺院ジイン・・・池上本門寺、竜安寺リョウアンジ、高桐院など6箇所カショ 個人コジン邸宅テイタク・・・8箇所カショ 公園コウエン・・・加茂カモ花菖蒲ハナショウブ園エン、 八ハチ芳カンバ園エンなど9箇所カショ)
著:Geeta K.Mehta
本体価格:3,500円
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「Origami

Butterflies」

カラフルな両面おりがみが98枚+12種類のちょうちょが折り方がわかる2冊の可愛い教本がセットになっています。

著:Michael G.LaFosse
本体価格1600円
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「Japanese Society
タテ社会の人間関係」

東京大学名誉教授・社会人類学者の中根千枝氏の代表作。日本人論の古典としてベスト&ロングセラーである「タテ社会の人間関係」の著者本人による英訳版です。
日本社会の人間関係は、個人主義・契約精神の根付いた欧米とは、大きな相違がある・・・「場」を強調し「ウチ」「ソト」を強く意識する日本的社会構造にはどのような条件が考えられるか・・・初版発行から40年経過した現代にもあてはまる、日本人の普遍的本質を語ります

著:中根千枝
本体価格:1,700円
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「The Noh Plays
of Japan」

源氏物語の訳者として有名なアーサー・ウェイリー氏による能楽解説書の決定版。名訳された台詞は美しく文学的で、独特の舞台芸術、伝統芸能の世界を読者に 伝えます。初版が1921年に発行されて以来、本著はヨーロッパやアメリカの多くの人々に能楽の魅力を伝えてきました。19の舞台の脚本に加えて
16の舞台のあらすじ、そして舞台の背景にある日本人の魂や美学を理解するための詳しい解説がされています。

著:Arthur Waley
本体価格:2,200円
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「Japanese Chess
The Game of Shogi」

囲碁に続いて今、世界から注目されているのは将棋!「敵から奪った駒を使える」というチェスにはない面白さゆえ、動画サイトで研究したりネット対局を楽しむ外国人の将棋ファンは着実に増加傾向にあります。将棋盤と駒がついているので初心者もすぐ楽しめます!

著:Trevor Leggett
本体価格2300円
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次回は3月新刊をご案内したいと思います


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2009年2月7日土曜日

「父の戦地」を読んで

父の戦地と言葉も今、何才位から上の人に通じるだろうか。
著者は私の下の妹と同年代で私の家では私を頭に四人の妹と弟があって一番下の弟は父が召集令を受け出征する時は0才だった。
その弟も60才の定年時代を過ぎている事を考えると50才以下の人にはピンと来ない言葉かも分からない。著者の父上はビルマ(現ミャンマー)。私の父はフィリピンルソン島と場所は異なる。
しかし戦地で父を死なせた息子や娘は日本全国に数えきれない程居たはずである。
戦地への手紙やハガキを出しても100%届く保障はなかった。又、父から妻や子供、家族達に出した便りも全部は届いていなかった。

”灯りつけ 戦う父に家のこと
心配するなと 便りしたたむ”


灯火管制下で電灯の周りに黒い布のおおいがかけてあるのとそっとよけて一生懸命私は父に便りを送った。
著者、北原亞以子さんのお父さんは絵を描いて送っていたらしくその絵から色々家族の者は想像したらしいがそうでもしなくては我が父がどこに居るか全く分からなかった。
この本の嬉しい所、それが又悲しい所でもあるのだが”絵”が物語っているのがとてもユニークである。
著者は父上が出征する時の事はよく覚えて無いようだが私の経験から考えて当然だと思う。私の下の妹、今丁度70才だけどきっとそんな感じであったように思う。
私の父は絵は書いてこなかったけど周囲の景色とか気候の様子をよく書いてきた。
所在は書けないので察っしてくれと云う事だったと思う。
子供達には字のお手本のように分かり易い読み易い字で「お母さんの云う事をよく聞いて、おじいさんとおばあさんを大切にしてあげてください。しっかり勉強して下さい」と書いてあった。
又、祖父母に対するハガキには「H子と仲良くして下さい。それが一番気がかりですから」と必ず書いてあった。自分の妻は父母にとっては嫁である。嫁姑が仲良くしてくれと心からの願いであったと思う。
”戦争が終ったら皆で一緒に旅行に行こう”と書いてあったハガキは一年位かかって届いた。
この文章が検閲に引っかかったのだと思う。
「父の戦地」この本の一番の特徴は”絵”である。
絵の上手な人であったと察するがそこに一緒に写っている「軍事郵便」と書いてある写真を見ると私はほろほろと涙がわいてくる。

この著者は東京っ子。私は四国瀬戸内の海辺の子。住んだ所の違いはあるけれど父から子へ、そして子から父への唯一の愛のより所であった戦地への手紙の往復の心情は全く同じだったと思う。
第13回の中に

『だが戦争は賑やかだった私の家から父を取り上げてしまった。父があの世へ旅立ったのは病におかされたからではない。まして死にたいという意思があったからではなかった。父はもっと生きたかった筈なのである。”死んで国を守れ”と云われてもこの世に未練も執着もあったのである』

この文章は私の心情と全く同じである。難しい理論は分からない。ただ戦争というものは極く一部の人間の利害を考えて始まり犠牲者は多くは名もない庶民ばかりである。血を流す戦争は”悪”以外の何物でもない。

「父の戦地」
北原亞衣子/著
新潮社
1400円+税


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2009年1月17日土曜日

田山花袋の少女病

私が田山花袋の「蒲団」を読んだのはたしか17才の時だったと思う。
ある種の衝撃を受け忘れられない小説の一冊となった。

以後、この作家のものはなぜかあまり読んでいない。
そして今回「少女病」に出会い えっ と思いつつ何十年振りかでこの作家の作品を手にとった。
田山花袋は明治の初め(1871年)に生まれ昭和5年に亡くなった。
私が生まれた時にはもう居ない作家だった。
しかし、今「蒲団」を思い出してもそんなに昔の作品には感じない。
それはこの「少女病」を読んで分かった。


文庫で119頁にあるもの、三分の一は写真の頁だし、且つ一頁の文章の量も非常に少ない。
普通の文庫なら短編。
一気に終了してしまう量だけど東京山手線。代々木、千駄ヶ谷、新宿付近が未だ新開地で田んぼがあり、藁葺の家があり、柴垣、樫垣、要垣のある家がガス燈と共に出てくる風景の文章。
雑誌社に勤めている主人公の男が住んでいるのも千駄ヶ谷の田んぼを越してクヌギの並木の向こうを通って新建ちの立派な邸宅の連ねている門を抜けて牛の鳴き声の聞こえる牧場、樫の大樹の連なっている小径を・・・・・。

今の東京の山の手の景色ではない。
こういう時代にかかる「少女病」(若くて美しい女性への憧れ)と現代の東京にある「少女病」(とは云えないかも分からない)とは全く異なる。
当時の35才前後は現代なら50才~60才に匹敵するだろうか。
そういう自分の老に対する醜さへの嫌悪や敗北感に共感しそれが若く美しい女性へのピュアな心情が未だ開ききってない東京の郊外の景色と相まって詩を読んでいるような感覚の小説だと感じた。

写真が多く入っているので尚その思いが強くなる。
願わくば写真の少女が当時の衣装を纏っていたなら、もっと感動は大きかったかも分からない。
「少女病」というのは100年昔も今もある。
今は美しい対象を殺してしまう。だから余韻も何も残らず唯唯事件になってしまう。
詩にはなりようがない時代背景。


もう今では見られない東京の田園都市風景。
武蔵野の自然の未だ残る東京郊外で現代では考えられない若い女性への純粋な憧れ、人間の永遠のテーマである老に対する敗北感と対極にある若く美しい女性への憧れ。
「少女病」この小説は絵本を見ながら詩を読むような気分で読んでみてほしいなと思った。
そう考えてるうちに代表作「蒲団」のテーマもこの「少女病」も底を流れる田山花袋の感情は相通じるものがあって、ああやっぱりこの小説は田山花袋の作品だと納得出来た。





「少女病」
田山花袋/著 藤牧徹也/写真

出版社名 青山出版社
出版年月 2008年11月
税込価格 1,260円







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2008年12月25日木曜日

困難な時代 共に痛みをわかち合おう

トヨタが,ソニーが,いすゞが,東芝が、大学生の憧れの的であった超一流企業が労働者を解雇という行動に出た。毎日毎日テレビも新聞もその話題でいっぱいだ。会社再生の神様のように云われたカルロスゴーンまで国家の支援が必要だと云う。私は詳しくは説明は出来ないが自動車産業はついこの間まで一大謳歌していたではないか。

経営者も株主も社員も大いに潤っていたはずだと思う。世界的な不況により急激な変化が起きて来たものだとは思うが、ならば株の配当を落し社長をはじめ各重役の給料をカットし会社全員でこの苦しみを味わうという方法はとれないだろうか?大企業は立派なのか、エライのか、それとも非常に冷酷なのか?私は今回よくよく考えさせられた。

儲かっている一流企業の重役連中の手取りは4割位アップしているという事を聞いた事がある。法律通りだといって力の弱い順番から切ってゆくとは大企業とは恐ろしい所だと思った。法律通りが必ずしも人間の幸には繋がっていない事もあると思う。

又、かつて10年位前から大ショッピングモールが一つ出来る度にその周辺の零細小売店は経営が苦しくなり閉店していった風景を思い出さずにはいられない。皮肉にもその大ショッピングモールが今、又時代の逆風に会いはじめたが。
しかしその時大きい店に行くのは当然だと云って零細店の事などマスコミも消費者もさして問題にしなかった。でも失業したという事では今大企業から解雇されている人と全く同じだと思う。
こんな最中に、2、3年後に消費税アップするとはっきり云い出した。政治家も大変な時代だと思う。でも何と表現すればよいか日経新聞(春秋)の言葉を借りて云うならば演説で国民の心を鷲掴みにするような名演説はもう久しく聞いた事がない。
アメリカのオバマのように。あるいはケネディのように。
二世三世議員ばかり多くて政治家は政治業という家業になってしまっている。


あの支持率90%以上あげた小泉氏も息子をよろしくと云って回ったらしいがどっちが本質なんだろう?これは私のまことに素朴な考え方だけど、人口も減り気味だし地方は町村合併により議員の数は減っている今、国会議員の数も思い切って減らすべきだと思う。それが出来ずにあまり国民にばかり犠牲を背負わせる程今の国会議員は無能力なんだろうか?
痛みは共に味わってほしい。それでこそ先生と呼ばれる資格が出来るのではないだろうか。
格差の無い世界というのは夢だと思う。その現実に耐えてゆけるだけの教育を受け勉強する事が必要な時だと思う。人頼み、国頼み、会社頼み、ばかり叫んでも世の中は決してよくならない。自分の力を養うべきだと思う、勉強する事だと思う。私はここ2,3年金(カネ)を商品にする商売がはびこっているのをうれいて来た













「強欲資本主義ウォール街の自爆」
文春新書 663
神谷秀樹/著
出版社名 文芸春秋
出版年月 2008年10月
税込価格 746円
頁数・縦 206P 18cm

この本を読んで下さい。サブライムローンは強欲資本主義が貧乏人から金を巻き上げるために生み出されたシステム。金融グローバリゼーションという波にのり欧州や日本にも伝播したが強欲の拡張を止めるものは崩壊というショック療法以外にはなかったと指摘している

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2008年12月9日火曜日

タトル出版新刊のご案内

タトル出版の12月新刊をご紹介いたします。

12月11日発売

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「sun tzu`s the art of war」

(孫子の兵法)
本体価格 1800円

「彼を知り己を知れば、百戦して危うからず」
トップ企業化が学ぶ名著・英文と漢文(原文)併記!
・2500年前に書かれた名著は武田信玄やナポレオンなど世界中の名将によって愛読され、現代では「孫子の兵法」をビジネス戦略に用いた有名な経営者としてマイクロソフトのビル・ゲイツ氏、ソフトバンクの孫正義氏等が挙げられます。中国表記と発音lionel minford氏が書き下ろしたデラックスバージョンです。

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「scrap asaian style!」

本体価格 3000円

「大切な家族の思いでを鮮やかに彩る、オリジナルスクラップブック作りを楽しもう」
・あっという間に成長する子供達の毎日や楽しかったイベントなど、大切な思い出の写真はとっておきの方法で保存したいもの。掲載した125のスクラップブックの例はどれもアジアンテイストが効いた素材で美しく飾られています。お気に入りの写真を飾るのは・・・和紙、布、スタンプ、ステッカー、おしばな、切り抜き記事・・・なんでもあり!クリスマスホリデーは暖かい部屋の中でゆっくりスクラップブック作りを楽しんでみてはいかがでしょうか?

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「chinese phrase a day」
本体価格 1700円

「毎日1フレーズづつ覚える中国語。365日楽しめる定番の日めくり練習帳です。」
1年間使える日めくり中国語フレーズ学習帳。365の頻出フレーズに中国語の習慣や文化、ことわざなど面白い一言メモが充実。日めくり帳がなくなるころには語学力アップはもちろんの事、中国に関する知識もたくさんついてきます。

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「etiquette guide to the philippines」

本体価格 1800円

「今度はフィリピン!人気のエチケットガイド。
旅行・出張の必需品/マナーで見る異文化」
・旅行やビジネス交渉に重宝する1冊!フィリピン人はとても感受性が強い国民性。ことらが丁寧であればとても誠実な気遣いをし、反対にマナーが悪い人にはおざなりな対応になるのでご注意を。

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まだまだタトル出版12月新刊ございますので
次回にでもご紹介したいと思います。


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2008年11月22日土曜日

育む(はぐくむ)心

夏が来ると毎年、母は毛糸のセーターを解いて毛糸を一本一本湯通しして細くなっている毛糸に新しい毛糸を足して模様を考えセーターを編んでくれた。冬までに子供や家族の毛糸のセーターを何枚も編んでくれた。新しいセーターが出来上がった時の嬉しかった事、誇らしい気持ちになった事、今は亡き母を思いつつ感謝している。


今はセーターを編む人は殆ど居ない。既成品で綺麗な安い物が簡単に手に入る時代なので編み物などに時間を費やす人が居なくなった。でも、私は編み物は母が作るものと頭の中に刻まれているので時代が既成品へ移行しても私は編み続けようと思う。子供達へ夫へ、又知り合いの人へ私は一本の毛糸を自分の手で紡ぎながらとても満足感を覚えている。手で編んだセーターを子供達に着せる喜び、夫に着てもらう嬉しさ・・・・編み物は愛の証であり芸術かも分からない。



恋人が出来たら、愛する人が現れたらセーターを編んで着せてあげて下さい。子供が産まれたら真っ白い毛糸でおくるみやソックスや帽子を編んで着せてあげてください。世界中に一つしかない作品・・・それは貴方の真心そのものです。そうして、子供の成長に合わせて毎年、毎年編んでゆく一本の毛糸が母から子への偉大なる愛の育みになると思います。




編み物の本もたくさん出ております。
少しだけご紹介します。


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「大人かわいい手編み 
KNIT FACTO
Heart Warming 
Life S」

出版社名 日本ヴォーグ社
税込価格 1,050円


「はおって巻いて。毎日使えるショール&ストール 
好きな糸、好きな色で編んでデザインいろいろ!
はおって巻いて。」

出版社名 河出書房新社
税込価格 1,260円


「知っておきたい編み物の基本 
棒針編みとか」

出版社名 ブティック社
税込価格 1,155円


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この他にもたくさん編み物の本は出版されています。
あなたにあった本を探してみてください。

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