2011年9月24日土曜日

歴史を学ぼう

 時代は刻々と変化している。経済も。政治も。

特に、日本の政治は、アメリカ一人の大統領のところへ
5人目の総理が会いに行くというめざましい変化に、
国民は、ドキマギしてしまう。
この政府内のゴタゴタの姿を、外国では”日本化”するというらしい。

私は、大変に厳しい夫に38年間寄り添っていた。
夫は、私に妻としての有り様も求めたが、
それよりも、”自分は兄貴に負けないだけのものをする”という
大きな希望を持っていたので、
その同志として、私を教育するほうが主だった。
私が、大学へ行くつもりで結婚をためらった時にも、
「へたな大学へ行くよりも俺が教育してやる。」と云って、
私は、ついに本屋のオバサンにさせられてしまった。

理科・英語・歴史・は確かに詳しく、
教師としての資格も持っていたので、一日の半分以上は、
学習の時間だった。でも、この教師は、
出来が良くないとビンタが飛んでくるので、私も必死だった。

病気(ガン)で、相当悪くなっていた時でも、医者と話しながら、
「先生は、お生まれはいつですか。」と聞き、
『昭和10年です。』と云ったら、
「ノモンハン事件の年の4年前ですか、
もう、大分険しくなっていた頃ですね。」と答えている。
私は、私より2歳下だなと思いつつ聞いた。

私は、小学校1年生に入学し、翌年、国民学校と変わり、
卒業した時は、また、小学校になっていた。
そして、6・3・3制の前だから、そのまま女学校へ入学。
翌年、制度が変わって、高等学校併設中学2年生になり、
中学校が夫々の町に出来たので、後輩は3年間一人も無し
高校2年になって、やっと1年生が入って来た。

教科書もまともなものがなく、国語の教師が、
諺を黒板に書いて、その意味を教えてくれた。
 挨拶は、時の氏神
 開いた口がふさがらない
 人の口には戸は立てられない
 藍より出でて藍より青し
 阿吽の呼吸
 諺は心の養生
 負うた子に教えられて浅瀬を渡る
 おかめ八目
 小田原評定
 鬼の目にも涙
 十人十色
 百様を知って一様を知らず

1学期間、毎国語の時間に、これを覚えさせられるだけ。
何だ、つまらないと思いつつ学んでいたが、
年月を重ねる毎に、あの時の国語教師は、
えらかったと思うようになった。
大人になって随分役に立った。

日本史は、なぜか、明治時代までしか終に教わらなかった。
私は、地方の学校だったからと思っていたが、
東大卒の大臣の中に「日本史は、明治時代までで終わった。」
と云う事を聞き、当時の文部省の方針だったようだ。

本当は、明治時代以降のほうが、必要なんだけど。
石原慎太郎氏は、「東京都だけでも日本史の中へ
大正・昭和を入れる。」と、『新堕落論』に書いてある。

今こそ、今こそ、大本営発表ばかりではなく、
あらゆる方面からニュースをとって、”真実は何か”を
しっかり国民は、知らねばならないと思う。

 先ず、歴史を学びましょう。  現代からさかのぼって学びましょう。

と、私は申し上げたいです。






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  秋の夜は、
 一人 静かに酒を飲むべし。


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