2013年10月5日土曜日

もうあと何が残っているだろう

山崎豊子氏が亡くなった。
週刊新潮に連載が始まったばかりだったのに。
「あ、又、壮大なドラマが読める。」
嬉しいと感じたばかり。
この作家のものは大作ばかりで
生きている者に大いなる生きる力を与えてくれた。
私はドラマ化された面もあるけれど
『大地の子』には感動した。
あの主人公のような人は沢山いたと思う。
本当の父と育ててくれた父母。
右旋か左旋か非常に難しい。
そして「自分は誰の子でもない。大地の子だ。」
と読んだ時は、私は涙をこぼし
「そうか、そういう結論を出したか。」
と作者に偉大なもの強く感じた。

著者88才になっている事は全く忘れていた。
女優じゃないから、顔姿を観る事はない。
ただただ一作一作私の一番人生の中で
のっている時代に私に作品を贈ってもらった。
年令の事は全く心の隅にもなかった。
88才のその女性が死の直前まで
ペンを握っていたという事にも
私は表現しようもない感動をいただいた。
私は、私自身も含めて己の信ずる道の中で
バッタリ倒れて死ぬという事は
素晴らしい事だと今でも思っている。
私もそうありたいとずーっと前から考えていた。

もう一人40年前(昭和39年)、
日本であったオリンピックの中で
日本人に感動と感激を与えたバレーボール。
大松監督の考え出した回転レシーブ。
私は真似も出来ないが
非常にハードな戦いの中の体の使い方。
その人達をリードしてきた○○さんが
亡くなったという事。
そして80才であったという事。
私も同じ年令生きてきたのに
この人間的な価値の違いに私はおののいた。

人間として生まれてきて
生かされながら何という差だろう。
そんな事は考える事ではないかも
分からないけど同じ80年という時間を生きて
この大差、とても恥ずかしいと思う。

人間の生命は有限である。
80才という時期は死ぬという事を
常に忘れずに物事を運ばねばならない。
私は息子一人しか生まなかった事を
息子に対して申し訳けなく思っている。
私は5人妹弟。
いざとういう時には血は血を呼ぶ、頼りになる。
私の息子は兄弟姉妹の愛も知る事が出来ず。
かわいそうだったと今胸が痛む。

しかしそれはそれなりに頑張ってもらう。
今さらどうする事も出来ない。
自分の事しか考えない政治家の政筆など
当てにせず自分の力で残る時間を
世の為人の為、そして自分の為に
しっかりと大地を踏みしめて行こうと決意する。






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