2011年7月9日土曜日

安心できる街がほしい

時代はどんどん動いて行く。
私の人生の半分は昨日より、今日、今日より明日が良くなった時代に生きた。
昭和30年前後だったろうか。
生まれた時から日支事変の中で育ち、昭和16年12月8日第二次世界大戦が始まり、小学校が国民学校という名前になり昭和20年8月15日に敗戦・
又、小学校という名前に変更し、占領下の中での女学校入学、そのうち6・3・3制に学校制度は変わり卒業したのは昭和27年3月高等学校という事になった。
振り回されたが卒業する年の前年、サンフランシスコの平和条約は締結され独立国家となった。
その時は特に何も感じなかったが後年、本で読んでみると吉田茂の平和主義は本物だったなと思う。
視野が広かった。世界の中の日本を知っていた方だったとよく分かった。
日、独、伊三国同盟なんていうものが私如きものの云う言葉ではないかも分からないが政治家の先読みとはほど遠かったと知った。
こんな事がこの時代の今も政治の中で先見性のある人がいなくて混乱を続けているのだと思う。

私は日本の一番良かった時も経験した。
ある人が「もうこんな景気の良い時代は二度と来ないでしょう」と云っているのを聞いたが確かにその通りだった。
私は昔が良かった、今が良いという前に人間と人間の心の触れ合いを感じて生きて行く世の中になってくれる事を願っている。

スーパーが出来た頃は素晴らしいなぁ、これは商業の工業化だと絶賛した。
コンビニエンスストアも時代の流れに乗ってどんどん増えて行き、それなりに人は慣れて来た。

いずれにしろ、品物を買う為により買い易くするためのリンク仕組みであった。
いい事だと思う。

でも人間というものは、心を満たしてくれないと安定しない。
心を満たすとは人と人との会話 つながり・・・・と云えば良いだろうか。

あっちにもこっちにもバカデカイ建物の中に生活のすべてを備えたようなデパートでもなくスーパーでもなく巨大総合販売スペースが、あちこちに生まれつつある。全部が全部成功していないが。

私はそういう形式のものでなく街が欲しい。街とはハコモノではない。

買い物をしなくても一寸散歩しながら「あら、お久しぶり」などと云いながら欲しい物があったら、ついでに買う「これ、どう料理すれば良いかしら?」などと教えてもらったり「お孫さん、もう大きくなっただろ、もう大学生?早いものだね」等と話しながら財布の紐を開いてゆく。

そしてその裏通りには一寸休みたいなと思わせるようなお茶所があったり。
一服していると「あーら奥様、お久しぶり、私もお茶御馳走になろう」と言いながらお互いの近況を話しあって満足感を味わう。

そして更にもうひとつ、必要な事はその裏通りに入れば女には関係ないが、男の人達を遊ばせるような所も必要である。
但し、(これはきちんとした衛生面も管理したはっきりした昔のいろ町でなくてはならない。)があれば完璧である。
昭和33年以前のようにきちんとした一種の基幹として存在すれば現状のような無茶苦茶な犯罪も起きないし、きっと町はスッキリする。犯罪をみると、のばなしにしている事が多種多様の犯罪に繋がっていると私には思えてくる。亀の功より歳の功です。
普通の女性や、年寄りが安心して歩いたり遊んだり仕事したりしながら生きて行けるようにしたいと思う。

安心して生きてゆける町が欲しい。
街とはこの三点が整ってこそ本物です。

金儲け一点張りとは云えないが経済、経済と大切な事だけど、人の心を駄目にしてしまったような気がしてしまう。

上に立つ人は己を犠牲にしてでも国家国民の為にエネルギーを使うべきです。
私は何度でもくどく書きます。
議員の数を減らして給料(?)は半分にする、必要経費は領収書を提出してもうらう。
何もかもタダに近いような待遇はよくありません。
国家国民の為を思うなら、そんな馬鹿な事と思う人は議員になど立候補しなければいいんです。
一旦、国政を動かすと決心した以上は国家国民の為に己を犠牲にする覚悟で立候補して下さい。

そして優しい社会、豊かな社会(物心両面)を作るべく努力して下さい。
私も頑張るつもりです。
一冊でも多くの本を読んで頂く為に55年間本を売ってまいりました。
暑いけど頑張りましょう。
そして安心出来る街を作りましょう。
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◎今週のオススメ◎













「新忘れられた日本人 3」
されど彼らが人生
佐野眞一/著
出版社名 : 毎日新聞社
税込価格 : 1,575円
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「三人の二代目 上」
堺屋太一/著
出版社名 : 講談社
税込価格 : 1,890円
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「三人の二代目 下」
堺屋太一/著
出版社名 : 講談社
税込価格 : 1,890円
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「サイエンス大図鑑」
アダム・ハート=デイヴィス/総監修
 日暮雅通/監訳 日暮雅通/訳 
藤原多伽夫/訳 山田和子/訳 ジー
出版社名 : 河出書房新社
税込価格 : 14,490円

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