2012年8月4日土曜日

はらはらどきどき  これが大切

 4年に一度のオリンピックが、真っ最中。
とにかく世界に大きな戦争がないという事で
喜ぶべき事だと思う。

私は、テレビを見る暇がほとんどないので、
あまり心がのらなかった。
しかし、毎日毎日、テレビは半分オリンピック放送。
何年か前、韓国と共催でワールドカップが行われ、
最終決戦が、横浜であった。

あの時は、本屋は泣いた。
売り上げが、グンと落ちてしまって。
その頃、書店の会合があった時、みんな口をそろえて
「もうやって欲しくないね。懲りたね。」
と云ったものだった。

今回は、日本ではないので、時間差はあるから
それ程でもないかとふんだけど、
やっぱり、売上は減った。
そりゃ4年に一度のオリンピックの方へ人の心は
向くでしょう。

私は、40年以上前の東京オリンピックの印象ばかり
強くて、その間にあったオリンピックは
あまり、心に残っていない。
変な人だと思うでしょうが、零細企業の経営者は
一番自分の売上が大事なんです。

毎日毎日、テレビはオリンピック。
そのうち見たくなくても見ざるを得ない。
だんだん、オリンピック病にかかったかな?
と思ったりした。

しかし、体操男子の内村航平選手の映像に当たった時、
私もテレビを切らずに魅せられてしまった。

あまりの素晴らしいというか、人間業でよくもこれだけと
思うような、映像は、迫力を感じてしまった。
解説を聞いていると、2~3才の頃から両親の手によって
体操の基礎のようなものをはじめていたとか。
小学校低学年の頃には、ノートに沢山の人間の
体の形を描いていたとか。
両親が、体操塾のようなものを開いているので
毎日毎日、小学校に上がる前から
体操というものに好き嫌いもなく、
その中に体がトップリつかっていたらしい。

そうです。これが内村航平という希代の名選手を
育てたんだと分かった。
おそらく、ほとんどの選手達もその他の選手も
これに近いトレーニングをやっていたんだと思う。
それだけやれば、才能さえあれば技術は向上するだろう。
そして、本人の心の中には、体操で名を成そうと
思うようになってゆくのが自然であろう。

話は、一寸外れますが、”読書”本を読むという事も
これと全く同じです。
2~3才の頃から、字は読めなくても
絵を見て物語を覚えてゆく。
そして、字もそのうちすこしずつ覚えてくる。
字が分かりだすと、絵本の中の面白さに惹きつけられる。
もっと、違う本が読みたいという欲求が生まれ、
次の本に、次の本にと、心が躍る。
年令を重ねてゆくと、絵本ではなく、物語の本を
せがむようになり、もうそうなると、読書の喜びが
体内の血となって流れるようになってくる。

これが、読書のはじまりです。
ゆとり教育の間の30年間に育った人はかわいそう。
こういう素晴らしい事を知らずに成長してしまい、
もう今となっては、コミックは面白いか・・・?
という事になってしまった。

私は、紙芝居が一番最初に子供の心を打つと
いう事を発見。
以来、紙芝居の在庫も充分に持ち、
ネットの中にも [ 紙芝居の販売店 ] 
検索していただければ、
イセザキ書房の内容は 、一番に出てくる。

小さなお子さんのおられるお母さん、
内村航平のような競争舞台はないけれど、
オリンピックより、もっと大事な人生劇場の中で
必ず秀でた子供に育ち、本好きになり、
あなたのお子さんは、一生大きな得を得ると思います。

読書は、難しいものではありません。
普通の人間らしい人間の欲望の中の一種です。

さぁさぁ、内村航平のように有名にならなくても
人間として、必ず幸せな人生を送る事が
出来ると思います。
すべては、2~3才の頃から人間の成長は始まります。

読みましょう、本を。
学びましょう、本の中から。
時にはゲームも、気休めにね。





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