2008年5月31日土曜日

本を配達させて下さい

本離れという言葉がありますが、人間は決して
本と無縁では生きてゆけません。
インターネットがあっても、携帯があっても
本に代われるものではありません。
本は特別な存在です。



本は唯、物事を知るだけのものではありません。
本の中に人間が入ってゆき、その情緒に心が癒され
想像力がわいてきます。
情(なさけ)とか人間愛が体の中に生まれてくるのは
読書以外にはありません。




文字を覚えると絵本を観る。
その次は児童書で本をたどりたどり読む。
読む事の喜びが生まれてくる。
成長するに従い、その欲求は大きく拡がり、生涯を通じて
豊かな心情を養うことが出来るものです。
ほんの些細な事にでも感動を覚えることが出来るような
豊かな人生を送れるようになると思います。






でも残念ながら経済市場主義の犠牲になって町の
本屋は一軒、又一軒音もなくひそやかにその灯りを
消されてゆきつつあります。
私は書店は巨大でなくてもいいから、誰でも20~30分位
歩けば小さいながらも書店に出会えるように店が点在していれば
読書家にとって理想的だと思います。
一寸、寄ってのぞいてみる。新刊を手に触ってみる。
パラパラと読んでみる。
そんな事が出来るのが本屋の本屋たる存在感だと思います。



残念ながらそういう商の出来る時代はグローバル化という大波に
押し流されてしまいそうです。
「近くの本屋が無くなってね、困ってるんだよ」という言葉を
ピンピン耳にするようになった今、私共イセザキ書房は苦しいけれど
儲からないと思うけど書店という立場にある以上一人でも多くの人に
一冊でも多くの本を読者であるお客様に紹介し読んで頂くべく
努力する義務があると強く思い始めました。



本を読むという事は人間に与えられた特権かも分かりません。
その為に近い遠いは云わずに私共の力に及ぶ範囲ならどちら様へも
お届けさせて頂きたいと決意しました。
そんなしんどい仕事など・・・・・・と平成の人間に笑われるかも
分かりません。
いかにも昭和人間だなと、軽蔑される事でしょう。

私共イセザキ書房は五十余年前に生まれた時から本の配達をして
生きてまいりました。
私共の店から出た本は今、地球の裏側にまで届いております。
そこでしか手に入れる事の出来ない読者にとても
喜んで頂いております。
その、喜んで頂く事がイセザキ書房の生き甲斐です。
この五十余年のノウハウを生かして、今こそ苦しい
厳しい本の配達という作業に
立ち向かってゆきたいと決意いたしました。



ホームページを御利用いただくもよし、FAXや電話でご連絡
頂けるのをお待ちしています。
但し、雑誌等のバックナンバーについては当店のHPの
お問い合わせフォームで御連絡願います。
月刊誌を毎月とか、又、新しい欲しい本が出た時にとか
その都度ご連絡下さい。
そして私共の配達システムを御利用頂き一冊でも
多くの本を読んで下さい。
これから世の中はどうなるのか私には分かりませんが
賢明な読者の皆様は越しかたを知り、その中から行く末の
展望を開いて頂けると思います。

本はありすぎて選書にお困りかと思いますがカタログ等も
ご希望に応じてお届けいたします。
私共イセザキ書房はDVD、CDそれから紙芝居にも力を
入れております。
何でもご相談下さい。
配達に参上いたします者は本の知識を備えた
一人前の書店人です。

ご自宅でも、職場でも、ご指定の場所へ届けます。
イセザキ書房の決意を表明させて頂きました。







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イセザキ書房
〒231-0055 神奈川県横浜市中区末吉町1-23
TEL: 045-261-3308 FAX: 045-261-3309
www.isezaki-book.com
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