2011年11月19日土曜日

日本は本当に平和なんだろうか

11月18日の日経新聞の「春秋」の中に
”内なる平和の光を得るのでなければ、単なるみせかけの
安楽と喜びは苦痛の種になる”
チベットの詩人ミラレバの詩の一節だと書いてあった。
又、ブータンの若い国王の来日で、その様々な姿を観ていると、
祈りという事がとても神々しく見えた。
日本人も何かある時、黙祷とか手を合わせて祈るという行為は行うが
ブータンの国王夫妻、および、僧の手を合わせて祈るという姿を見て、
全く真剣なものを感じた。
心の中から形に表わして祈りを捧げている姿は、
日本人のそれとは、似て非なるものを感じた。

戦前は、街の所々に小さな神社があって、誰がたむけるのか
いつも花が供えてあったり、他にもお供えものをあげてあった。
そして、年に一度、夏祭りをして、神主を呼んで拝礼をし、
近辺の人達もみんな手を合わせて喜び合ったものだ。

今も、勿論残っている。しかし、お祈りというよりも、
何かのイベントに近い状態になってしまっている。

日本人は、ほとんど宗教を持っていない。
宗教の為に戦争が起こるような事も悲劇だけど、
人間が、心の中の中心に、何かの支えになる祈りを持つ事は
必要なのではないだろうか。

日本は、太平洋戦争後、半世紀余にわたって、
ドンパチの戦争には会っていない。
こんなに長く平和が続くと、戦争を知らない人間の方が多くなり
戦争というものの悲惨さを体験した人間は、
ごく一部の老人ばかりになった。

では、日本は平和なんだろうか?
戦争直後、マッカーサーの意図もあって民主主義というものが
天から降って湧いてきた。
自由だ、平和だと心から思ってしまうようになった。

民主主義を、血を流し努力の上に努力をつんで
勝ち取ったものではないだけに、その神髄は、
全く理解されないままに過ぎて来た。

まいにちのニュースの中に、考えられないような
悲惨な殺人事件が度々出てくる。
親が子を殺す。母親が、男にくっついて、
邪魔になるわが子を殺してしまう。
結婚も離婚も、易々と行い、バツ1だ、バツ2だと平気で話す。
テレビのドラマの影響力もあると思う。
テレビのメカニズムは、どんどん発達してきたが、
その内容は、レベルダウンしてしまった。
ああいうテレビを見て育つ子供がかわいそう。
せめて、NHKくらいは、まともな内容のもの、 人間を啓発するような内容を映し出してほしい。

又、消費税増税を併せて云々という言葉が、厚生大臣から 出ておりましたが、消費税の増税は、決めてくれては困る。

私は、何回でも書きたい。
議員の数を減らし、議員報酬をカットして、それを当てて欲しい。
議員宿舎を建設するなら、東北の困っている人達に
住む所を作ってあげるべきだ。
みんな自分の事だけしか考えていない。

危険は、外国からもやって来ている。
資生堂の商品は、東南アジア諸国では、
高級ブランドなので高く売れる。
グループを組んで、日本にやってきて、万引き団が
次々と出来ているとか。私が見た訳ではないけれど。

国家に金がないないと云うけれど、それは、金の使い方が甘いんだ。 そのつけを全部、国民にシワヨセしないでほしい。

日本は、決し
て平和ではない。
将来の見通しがなく、暗く、年中、政治家同士でゴタツイテいて、
何が平和なんでしょう。

本当に、日本に平和を呼ぶには、持てる層と持たざる層の格差が
大きすぎるのを是正しなくてはならない。
平和というのは、90%以上の人に未来の明るさがなくてはならない。
もう一度、”陽の昇る日”を迎えたい。

本当の日本の平和の為に、みんな頑張りましょう。
頑張ると云う言葉を忘れないで生きましょう。
手前味噌と云われるかも分からないけど、本を読んで下さい。
スマートフォンも読書に使って下さい。 本を読めば現状が分かります。

今、日本は、落ちて行くばかりじゃありませんか。
くやしい、情けない、悲しい事です。
真の平和な日本を目指すべく努力しようではありませんか。

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